小6・中3の主要教科で全国平均を上回る結果に 八潮市など市町村別は同意を得た自治体について今後公表予定

埼玉県教育委員会は、2026年4月から5月にかけて実施された「令和8年度 全国学力・学習状況調査」について、県内公立学校の結果概要を公表しました。
今回発表された結果では、小学6年生の国語・算数、中学3年生の国語・数学で、いずれも埼玉県の平均正答率が全国平均を上回っています。一方、八潮市をはじめとした市町村ごとの結果については今回の資料には掲載されておらず、同意を得られた自治体について今後、県教育委員会のホームページで公表される予定です。
小6・中3とも主要教科で全国平均を上回る
調査は原則として小学6年生と中学3年生を対象に実施され、埼玉県内では、さいたま市を含め小学6年生55,178人、中学3年生50,529人が参加しました。小学校では国語と算数、中学校では国語・数学・英語が調査対象となっています。
県が公表した「さいたま市を含む」結果を見ると、小学6年生の平均正答率は、国語が63%で全国平均60.9%、算数が57%で全国平均56.4%でした。
中学3年生では、国語が66%で全国平均63.9%、数学が59%で全国平均57.0%となり、こちらも県平均が全国平均を上回っています。
なお、中学校英語については今回から4技能を対象としたCBTによる調査が行われ、結果はIRTスコアで示されます。県によると、英語4技能の結果は国から返却された後、9月以降に公表予定とされています。
「自分にはよいところがある」など多くの項目で全国を上回る
今回の調査では、テストの点数だけでなく、子どもたちの学習への向き合い方や学校生活についても質問が行われています。
例えば「自分にはよいところがあると思う」と答えた割合は、小学6年生が87.2%で全国85.6%、中学3年生が86.9%で全国84.0%。「先生はあなたのよいところを認めてくれていると思う」も、小学生93.4%、中学生94.4%と、いずれも全国を上回りました。
「将来の夢や目標を持っている」は小学6年生83.4%、中学3年生70.1%、「自分と違う意見について考えるのは楽しいと思う」は小学6年生80.7%、中学3年生81.4%で、こちらも全国の割合を上回っています。
また、総合的な学習の時間に「自分で課題を立て、情報を集め整理し、調べたことを発表する」といった学習活動に取り組んでいると答えた割合も、小学6年生86.2%、中学3年生88.2%となりました。
数字だけでは見えにくい、子どもたちの自己肯定感や学びへの姿勢も、今回の調査から垣間見ることができます。
学校側でも「自ら考える授業」への取り組み
学校を対象にした質問調査では、「児童・生徒が課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組むことができている」と回答した割合が、小学校94.3%、中学校89.7%でした。
さらに、全国学力・学習状況調査の結果を対象学年だけにとどめず、学校全体の教育活動改善に活用しているとした学校は、小学校98.6%、中学校97.1%に達しています。
一方、児童・生徒同士がやり取りする場面でPCやタブレットなどのICT機器を「ほぼ毎日」「週3回以上」使用させている学校の割合は、小学校44.1%、中学校35.9%となっており、学習場面によってデジタル機器の活用状況には違いも見られます。
八潮市の結果は? 市町村別の公表はこれから
八潮市や近隣の保護者の方にとって気になるのは、やはり「自分の街ではどうだったのか」という点ではないでしょうか。
今回発表された資料はあくまで埼玉県全体の結果で、市単独の数値は掲載されていません。
埼玉県教育委員会によると、市町村別の結果については、公表について同意を得られた市町村を対象に、県教育委員会義務教育指導課のホームページで公表する予定としています。
全国学力・学習状況調査は、単に学校や地域を順位付けするためのものではなく、子どもたちの学習状況を把握し、今後の授業や教育施策の改善につなげることを目的とした調査です。
県全体では主要教科で全国平均を上回る結果となった令和8年度の調査。八潮市の状況についても、今後個別結果が公表されるかどうかを含め、引き続き注目したいところです。
▶調査結果(国全体の状況)文部科学省(国立教育政策研究所)ホームページ
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。長年ベンチャー企業でエンタメ業界や株式公開など、色々ともまれまして、現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。とある町会役員。













