予約不要、6人乗りワゴンが花畑を巡回 買い物や通院にも使える“市境の足”
八潮市のお隣、東京都足立区の花畑地域で走っている「花畑ぐるりん」をご存じでしょうか。
ワンボックスカーが、バスのように決められたルートと時刻で地域を巡る、小さな地域交通です。
足立区の取り組みなので「足立区民しか利用できないのでは?」と思ってしまいますが、実は八潮市民でも利用できます。
特に八潮市内でも、西袋の南側や大曽根の西側など、花畑八丁目に近い地域に住んでいる方にとっては、意外と身近な交通手段になりそうです。
「花畑ぐるりん」は予約不要、運賃は1回100円
「花畑ぐるりん」は2025年10月20日に実証運行を開始した、足立区花畑地域の定時定路線型交通です。
タクシーのように電話で呼ぶ必要はなく、決められた停留所で待っていれば利用できます。
現在は月曜日から金曜日まで運行され、運賃は1回100円。ワンボックスカーを使用し、乗客定員は最大6人です。
足立区の案内では「どなたでも利用可能」とされており、住所による制限や事前登録はありません。
つまり、八潮市民でも通常どおり利用できます。
西袋南部、大曽根西部なら比較的使いやすい
八潮市内で特に注目したいのが、西袋南部と大曽根西部です。
「花畑ぐるりん」は、八潮市との市区境に近い花畑八丁目周辺から花畑地域を巡回しています。
そのため、もともと徒歩や自転車で花畑方面へ出やすい地域に住んでいる方なら、「足立区の交通」とはいえ、それほど遠い存在ではありません。
八潮市民がわざわざ足立区まで行って利用するというより、
「普段から花畑方面が生活圏に入っている方が、その先の移動に使う交通」
と考えたほうが分かりやすそうです。
以下が花畑八丁目アパート前停留所の位置です。
花畑で買い物や通院をする人には便利かも
「花畑ぐるりん」のルートには、ベルクス前、藤井クリニック前、東京足立病院、花畑区民事務所などが含まれています。
地域内での買い物や通院、用事などに使いやすいルートです。
たとえば西袋や大曽根の花畑寄りに住んでいる方が、徒歩や自転車で花畑八丁目側まで移動し、そこから「ぐるりん」でスーパーへ買い物に行く、といった利用も考えられます。
花畑地域で買い物や通院をする機会がある八潮市民にとっては、意外と使える交通手段かもしれません。
また、沿線では既存の路線バスへの乗り継ぎも可能で、竹ノ塚駅や谷塚駅、六町駅、北千住駅、綾瀬駅方面へ移動できる場所もあります。
「ハッピーこまちゃん号」終了予定を前に、知っておきたい選択肢
八潮市では、コミュニティバス「ハッピーこまちゃん号」について、西ルートが2027年3月31日、北ルートが2028年3月31日に運行を終了する予定です。
もちろん、「花畑ぐるりん」がそのまま代わりになるわけではありません。
運行エリアも目的も違い、八潮市全体をカバーする交通ではないためです。
ただ、西袋南部や大曽根西部など、花畑方面が身近な地域に住んでいる方にとっては、今後利用できる交通手段の一つとして知っておいてもよい存在ではないでしょうか。
特に車を使わない方や、花畑地域で買い物や通院をする方なら、「こんな交通も使える」と覚えておくだけでも選択肢が広がります。
八潮市全域で便利、というわけではありません
一方で、八潮駅周辺や大瀬、市東部などから利用する場合は、まず花畑地域まで移動する必要があるため、メリットはそれほど大きくありません。
今回注目したいのは、あくまで西袋南部や大曽根西部など、もともと花畑地域が生活圏に入りやすい八潮市民です。
同じ西袋や大曽根でも場所によって停留所までの距離は異なるため、利用前には最新の運行ルートと停留所を確認しておくのがおすすめです。
市境を越えて「使える交通」を選ぶ
地図上では「八潮市」と「足立区」に分かれていても、実際の生活圏は必ずしも行政区域どおりではありません。
スーパーは足立区、病院も足立区。でも自宅は八潮市。市境に近い地域では、そんな暮らし方も珍しくありません。
だからこそ、足立区の交通だから八潮市民には関係ない、と考える必要はありません。
「花畑ぐるりん」は、八潮市民でも利用できます。
1回100円、予約不要。
西袋や大曽根の花畑寄りにお住まいで、花畑地域で買い物や通院をする機会がある方は、一度運行ルートを確認してみてはいかがでしょうか。
思っていた以上に、“使える交通”が近くを走っているかもしれません。
※情報は2026年9月12日時点の足立区・八潮市公表資料をもとにしています。
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。とある町会役員。
八潮市の他、生活エリアである近隣の情報など拾っています。














