足立区と葛飾区の信用金庫が合併、「したまち信用金庫」に決定

2024年7月31日(水)

19年ぶりの合併、地域に愛される新たな信用金庫誕生へ

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2024年7月23日、足立区と葛飾区に本店を置く2つの信用金庫が合併し、新しい名称を「したまち信用金庫」とすることを発表しました。

これは、足立区の「足立成和信用金庫」と葛飾区の「東栄信用金庫」が共同で発表したもので、都内では19年ぶりの信用金庫合併となります。

合併は将来の人口減少を見据えたもので、2023年3月に初めて発表されました。来年10月の合併実施を目指し、新たな信用金庫の名前は職員から募集されました。寄せられた253件の応募の中から、「慕われる」「頼りになる」「真心を込める」「地域の未来づくりを応援する」というコンセプトの頭文字をひらがなで1文字ずつ取った「したまち信用金庫」が選ばれました。

地域金融機関は、低金利による貸し出し収益の伸び悩みや大手銀行への預金流出、将来の人口減少に対応するための課題に直面しています。今回の合併によって、経営基盤の強化や店舗機能の見直し、事業者支援の強化を図ることが目的です。

人口が集中し企業活動が活発な東京都内でも、信用金庫の合併は2006年以来19年ぶりとなります。この動きにより、全国で250を超える信用金庫の今後の動向にも注目が集まります。

合併後の「したまち信用金庫」は、地域に密着した金融サービスを提供し、地域の発展を支援することを目指しています。新しい信用金庫の誕生により、地域経済の活性化が期待されます。