自宅で迎える「最期」を家族のカメラが見つめたドキュメンタリー 10月17日、参加無料・定員200人
「最期まで、できれば住み慣れた家で過ごしたい」。
そんな思いを持つ人がいる一方で、実際に家族の看取りを迎えるとなれば、介護や医療のこと、家族としてどう向き合えばいいのかなど、簡単には答えの出ないことも少なくありません。
八潮市では2026年10月17日(土)、八潮メセナホールを会場に、令和8年度「八潮市在宅医療・介護連携講演会」を開催します。当日は、ドキュメンタリー映画『あなたのおみとり』を上映。さらに、作品を手がけた村上浩康監督による舞台挨拶も予定されています。参加は無料で、定員は200人。市内在住・在勤の方が対象です。
映画監督の息子がカメラを向けた、父と母の「最後の日々」
上映される『あなたのおみとり』は、自宅で最期を迎えることを希望した父と、その看取りを決意した母の日々を、息子である村上浩康監督が記録したドキュメンタリー作品です。
介護生活を送る両親と、もっと積極的に関わりたい。そんな思いから村上監督が回し始めたカメラには、父の最期へ向かう約40日間の日常だけでなく、戸惑いや疲れ、喜び、感謝、そして家族や周囲の人たちとのつながりが映し出されています。
「看取り」という言葉からは、どうしても重く、少し身構えてしまうテーマを想像するかもしれません。
ただ、この作品が映しているのは「人の死」だけではありません。父を支える日々の中で、母が周囲の人々との関わりから生き生きとした表情を取り戻していく様子も記録されており、「生きること」そのものを見つめる作品にもなっています。
上映後には村上浩康監督が舞台挨拶
監督を務めた村上浩康さんは1966年、宮城県仙台市生まれ。2012年には『流 ながれ』で文部科学大臣賞を受賞。2019年には『東京干潟』『蟹の惑星』で新藤兼人賞金賞や文化庁優秀記録映画賞など、数々の賞を受賞しています。
今回の八潮での上映では、作品を観るだけでなく、村上監督本人による舞台挨拶も行われる予定です。
家族だからこそカメラを向けられた時間。その記録をどのような思いで作品として残したのか。映画とあわせて監督本人の言葉を聞ける機会となりそうです。
「いつか」の話ではなく、誰にとっても身近になりうる在宅医療と介護
今回の催しは、八潮市と草加八潮医師会在宅医療サポートセンターが主催する「在宅医療・介護連携講演会」として開催されます。
草加八潮医師会在宅医療サポートセンターでは、住み慣れた地域で安心して在宅医療を受けられるよう、本人や家族からの在宅医療・療養に関する相談を受け付けています。また、医療・介護関係者が継続してサービスを提供できるよう、専門職同士の連携支援も行っています。
介護や看取りは、実際にその場面を迎えて初めて考えることも多いテーマです。
だからこそ、まだ具体的な予定がない人にとっても、「自分ならどうしたいだろう」「家族はどう考えているだろう」と、少し先の暮らしについて考えるきっかけになる上映会ではないでしょうか。
医療や介護に携わる専門職はもちろん、家族のこれからについて考えてみたいという方にも、一度観てほしい作品です。
開催概要
「令和8年度八潮市在宅医療・介護連携講演会 映画『あなたのおみとり』上映会&村上浩康監督舞台挨拶」は、2026年10月17日(土)13時30分~15時30分に開催されます。受付開始は13時。会場は八潮メセナホールです。
対象は八潮市内在住・在勤の方。定員は200人で申込順、参加費は無料です。申し込みは専用フォーム、または草加八潮医師会在宅医療サポートセンターへの電話(048-959-9972、平日9時~17時)で受け付けています。
定員に達する可能性もありますので、参加を希望する方は早めに申し込んでおくとよさそうです。
出典・確認日:2026年9月14日
八潮市「映画『あなたのおみとり』上映及び監督舞台挨拶の開催」(更新日:2026年7月17日)
草加八潮医師会・在宅医療サポートセンター(2026年6月26日掲載情報)
ドキュメンタリー映画『あなたのおみとり』公式サイト
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。とある町会役員。
八潮市の他、生活エリアである近隣の情報など拾っています。













