「地域理解実習」で八潮市の特産に迫る 現地ワークショップで学生が提案発表

地域理解実習 ワークショップの様子
2025年5月16日(金)、八潮市役所の会議室にて、淑徳大学地域創生学部の学生たちが、同大学の授業の一環である「地域理解実習」を実施しました。
この実習は、八潮市と淑徳大学が平成29年に締結した「包括的連携協定」に基づき、教育・福祉・コミュニティ政策など多方面にわたる連携の一つとして行われているものです。
この日行われた実習のテーマは「地域資源」。八潮市の特産物の一つである「小松菜パウダー」の利活用について学び、実際にその活用アイデアをグループで提案するワークショップが開かれました。学生たちはこの日、八潮市推奨品である和菓子を扱う「菓子道楽杵屋」でのヒアリングで、八潮市について造詣を深め、さらに「八潮かりぃ」の開発で知られるカレー店「きーCurry」では、市内で小松菜パウダーの利活用に取り組む事業者から実際の話を聞き、現場の声に触れました。
午後のワークショップでは、高木亨教授の指導のもと、小松菜の特性やパウダー加工によるメリット、今後の販売戦略や認知向上の方法について、学生たちがグループごとに意見を出し合いました。小松菜のえぐみや色味、栄養価を活かした加工品の提案や、SNSを活用した世界へのアプローチ案など、さまざまなアイデアが飛び交いました。

地域理解実習 ワークショップの様子

地域理解実習 ワークショップの様子

地域理解実習 ワークショップの様子

今回指導にあたられている、高木教授

発表の後、行政側やJAさいかつの方からの感想や意見がありました
当日は八潮市都市農業課やJAさいかつの担当者の方々も出席し、学生の発表に真剣に耳を傾けていました。行政や農業関係者との距離の近い実習となり、学生たちにとっても貴重な学びの機会となったようです。
淑徳大学地域創生学部 地域創生学科は、実習重視のカリキュラムを採用しており、授業の約3割が現地でのフィールドワークです。社会学、経済学、文化学、政策学などを融合しながら、短期集中型のクォーター制で学びを深めており、地域文化や観光振興など多様な視点からの学習が可能です。
今後、学生たちは、今までの学習や今回の学びをもとに、八潮市の「スペシャリスト」として、最終的には大山市長に向けたプレゼンテーションを行う予定です。地域の課題と向き合いながら実践的に学ぶ姿勢が、八潮市との連携をさらに深めることにつながりそうです。
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。
長年ベンチャー企業でエンタメ業界や株式公開など色々と荒波に揉まれすぎました…。
現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。