八潮のものづくりが未来へ羽ばたく!新たな認定製品と匠の技が輝いた一日

左から、大山忍八潮市長、Deki Tech合同会社中村代表、株式会社大研 林代表、八潮市商工会 藤波達也会長
2025年3月3日(月)、八潮市役所4階会議室にて「八潮ブランド認定式」および「八潮市優良技術者及び技能者表彰式」が開催されました。
市内の優れた製品を認定する「八潮ブランド」と、卓越した技術を誇る技術者・技能者を表彰するこの式典は、地域の産業活性化とものづくりの発展を支える重要なイベントです。
八潮ブランド認定——キャンプシーンを革新する新たな逸品

左より、大山忍八潮市長、Deki Tech合同会社 代表 中村忠裕氏
八潮市では、市内の優れた製品を「八潮ブランド」として認定し、その魅力を広く発信する取り組みを行っています。令和6年度の認定品として、新たに Deki Tech合同会社(八潮市鶴ケ曽根)の「A38grate & 38GT310」 が選ばれました。
この製品は、キャンプの可能性を広げる多機能テーブルとアタッチメントのセット。「A38grate」は、高さを2段階に調整できる 多機能テーブルで、ウッドテーブルやワイドテーブルとしての使用はもちろん、ロストル(焚き火の上に置く金網)としても活用可能。さらに、付属のマルチハンガー を使えば、ランタンを吊るしてキャンプサイトの利便性を大幅に向上させます。
また、「38GT310」は、SOTOバーナー製ST-310やアルコールストーブに対応する多機能アタッチメント。A38grateと組み合わせることで、テーブルとフラットになり、調理スペースとして活用できるため、キャンプ愛好者にとって非常に実用的なアイテムとなっています。
同製品は、Deki Tech合同会社に籍を置く八潮市内の有限会社赤塚製作所、株式会社ワイ・エス・エム、有限会社ジェイクラフトマンの企業各社が製作に携わっています。

A38grate & 38GT310のギミックについて説明する中村氏

A38grate、38GT310はそれぞれ単体でも複数のギミックを持ち、さらに両筐体を組み合わせることで、様々なアウトドアシーンにマッチさせることができる。
八潮ブランドとは?
「八潮ブランド」は、八潮市が誇る優れた製品を認定し、市の価値向上と地域の活性化を目指す制度です。認定品は、八潮発の高品質な製品として、市内外に広く発信されます。今回認定された「A38grate & 38GT310」も、すでにアウトドア業界での注目を集めていますが、一層の注目が期待されます。
式典では、Deki Tech合同会社の代表 中村忠裕氏に認定証が授与されました。中村氏は過去にも、同じく代表を務める「有限会社ジェイクラフトマン」にて「倭yamatoキャリングトートバッグ」を八潮ブランド認定品として送り出しており、さらに同氏自身も平成24年度の八潮市優良技術者及び技能者表彰を受賞するなど、市内のものづくりを牽引する存在です。
壇上で中村氏は、「Deki Tech合同会社のコンセプトである「“欲しい”をカタチに。」を忠実に守り、アウトドア製品だけでなく、多彩なプロダクト開発にも町工場モノ作り集団として挑戦していく」と、今後の展望を語りました。これからの活躍にも大いに期待が集まります。

Deki Tech合同会社 代表 中村忠裕氏
八潮市優良技術者表彰——匠の技が未来を支える

左から、大山忍八潮市長と株式会社大研 林代表
八潮市では、市内産業を支える優れた技術者や技能者の社会的地位向上を目的に、「八潮市優良技術者及び技能者」表彰を平成15年度から実施。
今年度の受賞者には、卓越した研磨技術を持つ 林 太介(はやし だいすけ)氏(株式会社大研) が選ばれました。
20年以上の経験が生み出す研磨技術
林氏は 大型タンクの研磨加工を専門とし、化粧品や食品関連の工場向けに高度な技術を提供。20年以上に渡りその技術を磨いています。また、同氏は八潮青年会議所に所属し、市内でのボランティア活動や地域の活性化を促すイベント活動などに積極的に携わっています。
同氏のもつ手作業による研磨技術は、 微細な凹凸を見極めながら、力加減や研磨時間を調整し、顧客の要求を超える品質を実現するというもの。長年の経験と感覚を駆使した職人技が、高く評価されています。

株式会社大研 林大介代表の作業の様子

株式会社大研 林大介代表の作業の様子

大研の研磨技術サンプルを興味深く見る大山市長と藤波会長
株式会社大研とは?
株式会社大研(八潮市二丁目)は、大型タンクの研磨加工を専門とする企業 で、化粧品や食品業界において高い技術力を誇ります。
衛生管理が厳しく求められる工場向けに、 機械では再現できない精密な仕上げを完全手作業で行う点が強みです。
大研の技術が評価される理由
- 完全手作業による精密な仕上げ
- 化粧品、食品、医薬品関連の業界にも対応
- 高品質と納期厳守の姿勢で高い信頼を獲得
林氏は壇上で「20年以上の研磨技術の経験をさらに磨き、今以上の“匠”を目指して精進していきたい」と、未来への意気込みを語りました。

株式会社大研 林大介代表
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。長年ベンチャー企業でデジタルコンテンツやエンタメ業界や株式公開など色々と荒波にもまれ、現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格にexcelマイスターで強面ですが下戸なんです。