八潮市は9万3410人 5年前からほぼ横ばい

八潮市役所
八潮市の2025年国勢調査人口は9万3,410人となりました。
2020年の9万3,363人と比べると47人増。
割合にすると約0.05%の増加ですから、数字だけを見れば「ほぼ横ばい」と言ってよさそうです。
県全体が0.8%の人口減少となったことを考えると、八潮市は少し違った動きをしています。
つくばエクスプレス八潮駅が開業した2005年以降、駅周辺では住宅開発が続き、市内の景色もずいぶん変わりました。
ただ、今回の数字を見る限り、これまでのように人口がぐんぐん増える局面からは、少し様子が変わってきたようです。
増え続けるでもなく、大きく減るでもない。
9万3千人台でいったん足踏みしている。そんな姿が見えてきます。
八潮市は県平均より若い 65歳以上は23.0%
人口の数だけでなく、年齢構成にも特徴があります。
八潮市では、年齢不詳を除いた人口のうち、
15歳未満が1万293人で11.3%。15歳から64歳までが6万95人で65.8%。
65歳以上が2万1,006人で23.0%となっています。
平均年齢は45.9歳です。埼玉県全体では65歳以上が27.7%、平均年齢は48.2歳。
比べてみると、八潮市は県全体よりも65歳以上の割合が低く、働く世代にあたる15~64歳の割合が高いことがわかります。
普段、市内を歩いているだけではなかなか気付きにくいところですが、数字にすると八潮市の「若さ」が少し見えてきます。
近隣では草加市の人口増が目立つ

草加市役所
お隣の草加市は今回、県内でも目立つ結果となりました。
2025年国勢調査の人口は25万1,360人。2020年の24万8,304人から3,056人増加しています。増加率は1.2%です。
埼玉県がまとめた市町村別の結果では、人口増加数は、さいたま市が2万840人増、朝霞市が6,150人増、そして草加市が3,056人増。草加市は県内で3番目に人口増加数が多い自治体となりました。人口増加率でも1.2%で県内4番目に位置しています。
八潮市と草加市。道路一本、市境ひとつを越えればすぐ隣ですが、国勢調査では少し異なる動きが表れました。
三郷市、吉川市では速報段階で人口減

三郷市役所
周辺地域に目を移すと、2026年5月29日に公表された人口速報集計では、三郷市は14万579人で、2020年と比べ1.1%減。
吉川市も7万1,328人で、2020年から0.9%減となっていました。
なお、これらは5月時点の人口速報集計の数字です。
今回9月29日に人口等基本集計の確報値が公表されており、速報値と確報値では数字が修正される場合があります。そのため、今後それぞれの自治体から確報値を反映した詳細な発表が行われる可能性があります。
地域全体をざっくり見ると、草加市は増加。八潮市はほぼ横ばい。三郷市、吉川市は速報段階で減少。
同じ埼玉県東南部でも、人口の動きは一様ではありません。
埼玉県全体では「子どもが減り、高齢者が増える」
県全体の数字を見ると、もうひとつ大きな変化があります。
15歳未満は78万332人で、2020年から7万8,052人、9.1%減りました。
一方、65歳以上は197万3,582人となり、5年前から3万8,588人、2.0%増えています。
15~64歳は436万3,435人で、こちらは2万8,247人、0.7%増でした。
人口全体は減っているのに、すべての年代が均等に減っているわけではありません。
子どもの世代が大きく減り、高齢者は増えている。
学校、保育、医療、交通、地域コミュニティ。こうした身近なところにも、少しずつ数字の変化が表れてくることになります。
外国人人口は大きく増加 草加市は県内3番目
今回の国勢調査では、外国人人口の増加も目を引きます。
埼玉県内の外国人人口は24万681人。2020年と比べて7万9,242人、率にして49.1%増えました。5年間で約1.5倍です。
市町村別では川口市が4万3,967人、さいたま市が3万1,272人、草加市が1万1,792人。
草加市は県内で3番目に外国人人口が多い自治体となっています。
八潮市を含む県東南部でも、スーパーや学校、飲食店、地域イベントなどで、多様な国籍の人たちを見かける機会は珍しいものではなくなりました。
国勢調査の数字にも、そうした街の変化がそのまま表れています。
世帯は増えているのに、人口は減っている
もうひとつ興味深いのが「世帯数」です。
埼玉県全体の世帯数は330万4,111世帯。2020年から14万1,368世帯、4.5%増えています。
一方で人口は0.8%減少しました。
1世帯あたりの人数は、2020年の2.32人から2.21人へ。
家族の人数が少ない世帯や、一人暮らしの世帯が増えていることが数字からもうかがえます。
「家は増えているように見えるのに、人口はそれほど増えていない」。
街を見ていて感じるそんな感覚も、この数字を見ると少し腑に落ちるかもしれません。
八潮市9万3千人の、その先は
八潮市は9万3,410人。2020年からほぼ横ばいでした。
ただ、その中身を見ると、15歳未満は11.3%、65歳以上は23.0%。
人口の総数だけを追っていると見えにくい変化も始まっています。
八潮駅周辺ではマンションや住宅の建設が続き、市内では新しい学校や公共施設をめぐる動きも進んでいます。
一方、少し離れた地域では高齢化や地域交通など、別の課題もあります。
国勢調査というと、少し堅い統計の話に聞こえるかもしれません。でも「自分の住んでいる街に、今何人くらい暮らしているのか」を知るだけでも、いつもの街が少し違って見えてきます。
八潮市、草加市、三郷市、吉川市。
買い物や仕事、通学で日常的に行き来する地域だからこそ、市境を越えて数字を比べてみるのも面白そうです。
出典・確認日
- 総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」
公表日:2026年9月29日 - 埼玉県「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果(確報値)~埼玉県の人口は728万7,325人~」
発表日:2026年9月29日15時 - 総務省統計局「令和7年国勢調査 人口速報集計」
公表日:2026年5月29日
※国勢調査人口と、各市が毎月公表している住民基本台帳人口は、対象や集計方法が異なるため数値が一致しない場合があります。
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。とある町会役員。
八潮市の他、生活エリアである近隣の情報など拾っています。











