1974年開業の老舗店舗がブランド転換 首都圏からダイエー撤退の動きの中で迎える節目
埼玉県草加市にある「ダイエー草加店」が、2026年3月1日(日)より「イオンフードスタイル」としてリニューアルオープンすることが分かりました。長年親しまれてきた“ダイエー”の看板は、首都圏ではまもなく見納めとなる見通しで、地域にとっても一つの時代の節目となりそうです。
ダイエーは現在、首都圏から順次撤退を進めており、2026年2月末をもって首都圏から姿を消す動きが報じられています。草加店もその流れの中で、イオングループの新たなブランドへと生まれ変わることになりました。
新たに掲げる「イオンフードスタイル(ÆON FOOD STYLE)」は、イオングループが展開する“食の専門性”を高めたスーパーマーケットブランドです。新鮮な食材や充実したデリカテッセン(惣菜)に力を入れ、日々の買い物に加えて“食の楽しさ”や“体験価値”を提供することを重視しています。主に広域からの集客を見込む店舗で展開されており、2026年3月からは関東を中心に新たな運営体制で店舗展開が進められる予定です。
草加店の歴史を振り返ると、その歩みは実にドラマチックです。開業は1974年(昭和49年)。地上6階・地下1階建ての大型店舗として誕生しました。開業から9年後には「Dダイエー」(のちのDマート)へ業態転換。実はこの草加店、Dマートへ転換された1号店であり、ブランド廃止の際には最後まで残った店舗でもありました。
その後、再びダイエーへと戻り営業を続けてきましたが、建物の老朽化が進み、防災・耐震上の理由から2011年1月に閉店。36年の歴史に一度幕を下ろしました。長年通った思い出を胸に、シャッターが閉まる姿を見送った方も多かったのではないでしょうか。
そして翌2012年4月26日、跡地に新たな建物が完成し再スタートを切りました。店舗は地上2階建てとなり、1階に食料品売場、2階に日用品売場を配置。店舗面積は約3,900平方メートル、延床面積は約6,600平方メートルへと生まれ変わりました。業態も総合スーパー(GMS)から、より日常使いに特化したスーパー(SSM)へと転換し、地域密着型の店舗として歩んできました。(wikipediaより)
買い物かごを手に、夕方の食卓を思い浮かべながら売り場を回る人の姿。家族連れでにぎわう週末の店内。草加市民や近隣の方にとって、ダイエー草加店は単なるスーパーではなく、日常の風景の一部だったと言えるかもしれません。
今春からは、その場所が「イオンフードスタイル」として新たなスタートを切ります。看板は変わっても、地域の食卓を支える役割は変わりません。むしろ“食”により一層力を入れた店舗として、どのような売り場づくりや商品展開が行われるのか、期待が高まります。
半世紀以上にわたり時代の変化とともに姿を変えてきた草加のこの店舗。ダイエーとしての歴史に思いをはせつつ、新しいブランドとしての第一歩にも注目が集まりそうです。地域の買い物風景は、また一つ、新しいページをめくろうとしています。














