「破戒」2022年版上映会人権講座で深める社会意識　りらーと八幡にて開催

2024年2月9日(金)

島崎藤村の名作を通じて現代社会を映す – りらーと八幡【公民館】にて特別上映

映画『破戒』公式HPより

りらーと八幡【公民館】では、2月24日（土曜日）人権講座DVD上映会として、島崎藤村の不朽の名作「破戒」の2022年公開版が上映されます。この上映会は、八幡図書館での定例上映会と同時開催です。

「破戒」は観る人の心を揺さぶる差別問題を主題とした作品であり、社会的テーマについて映像を通じて学ぶ絶好の機会を提供します。

この2022年公開版は、1948年に木下恵介、1962年に市川崑によって映画化された同名作品を、約60年ぶりに新たに映画化したものです。

主人公の青年教師・瀬川丑松を演じるのは、「殺さない彼と死なない彼女」「Red」で知られる間宮祥太朗。彼の演技は、自らの出自に悩みながらも人生の決断をする丑松の葛藤を深く描き出しています。志保役には「砕け散るところをみせてあげる」の石井杏奈、銀之助役には矢本悠馬が配され、眞島秀和、高橋和也、竹中直人、本田博太郎、田中要次、石橋蓮司、大東駿介、小林綾子など、多くの実力派俳優が出演しています。

監督は「みみをすます」の前田和男が担当し、脚本は加藤正人と木田紀生が手掛けました。彼らは、明治後期の部落問題を現代に昇華させ、差別根絶と多様性のある社会を願う新しい物語を創造しました。

この特別な上映会は、ただのエンターテインメント以上の価値を持ちます。

映画を通じて、私たちは社会問題について深く考え、理解を深める機会を得られるでしょう。このイベントは社会意識を高めたいすべての人々にとって、見逃せない物語です。ぜひご覧ください。