桜花小の敷地に新校舎を整備、完成まで花畑西小を仮校舎として活用する計画です

足立区立桜花小学校 Saoyagi2 – 投稿者自身による著作物, CC0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=19753754による
八潮市からほど近い足立区花畑地区で、二つの小学校を統合する計画が具体化しつつあります。
足立区教育委員会は2026年7月、「花畑西小学校・桜花小学校の適正規模・適正配置実施計画(案)」の第2版を策定しました。計画案では、花畑西小学校と桜花小学校を2032年4月に統合し、2036年4月から新校舎での学校生活を始めることを目指しています。
ただし、現時点ではあくまで計画案の段階です。今後、両校の関係者を中心とする統合地域協議会で承認された後、正式な個別計画として決定される予定です。
八潮市でも八條地区における小学校の統合を視野に入れた検討が進められていることから、近隣地域でどのように学校の適正規模や施設整備を考えているのか、その動向が気になるところです。
今回はこの足立区花畑での小学校統合案について、足立区の公式サイトなどを調べてみました。
花畑西小は9年間で児童数が約33%減少

足立区 公式サイトより
今回の統合案の背景にあるのが、花畑地区における児童数の変化です。
花畑西小学校の児童数は、2017年度の412人から2025年度には277人となり、9年間で約33%減少しました。児童数の減少に伴い、2024年度には全学年を合わせた学級数が11学級となっています。
足立区では、小学校1校あたり12学級から24学級を「適正規模」の基準としており、11学級以下は小規模校に位置付けられます。
花畑西小学校の学区域内では、1歳から5歳までの子ども全員が同校へ進学すると仮定しても、今後は各学年1学級の状態が続くと見込まれています。そのため、さらに小規模化が進む可能性があると区は予測しています。
一方、桜花小学校の児童数は、2017年度の388人から2025年度には339人へと約13%減少しました。現在は12学級以上を保っていますが、学区域内の年少人口から試算すると、今後は適正規模の下限となる1学年2学級程度で推移し、徐々に小規模化する見通しです。
近隣の花畑第一小学校については、今後も12学級から16学級程度で推移し、単独で適正規模を維持できると見込まれています。
2校の統合で13~17学級程度を見込む
足立区が示した計画案では、花畑西小学校と桜花小学校を統合することで、全6学年の合計学級数は13学級から17学級程度になると予測されています。
児童数が少ない学校では、学年によってクラス替えができなかったり、集団活動や学校行事の編成が限られたりする場合があります。今回の統合には、将来にわたって安定した学校規模を保ち、子どもたちの学校生活や教育環境をより充実させる狙いがあります。
なお、統合相手として花畑第一小学校ではなく桜花小学校が選ばれた理由について、区は通学距離や将来の学校規模などを挙げています。
花畑第一小学校は単独でも適正規模を維持できる見込みである一方、桜花小学校は今後、小規模化する可能性があります。さらに、統合校を桜花小学校の敷地に配置した場合、花畑第一小学校と統合するケースよりも、最長通学距離や望ましい通学距離を超える児童数を抑えられるとしています。
次のページでは「桜花小を建て替え、完成までは花畑西小へ通学」について












