校舎一般公開に多くの卒業生や地域住民が来場 思い出と再会に包まれた一日、跡地には特別支援学校整備へ

埼玉県八潮市にある埼玉県立八潮高等学校が、この3月をもって53年の歴史に幕を下ろしました。
同校は今年度の卒業生を3月に無事送り出し、埼玉県立八潮南高等学校との学校統合により閉校となります。長年にわたり地域の高校として多くの若者を育ててきた学び舎が、その役割を終えることとなりました。
この節目にあわせて、八潮高等学校では令和8年3月15日、卒業生や地域住民、旧教職員を対象とした「フェアウェル・イベント(閉校舎イベント)」を開催。教職員や関係者の皆さんが1年以上かけて準備を進めていたこのイベントでは、長い歴史を刻んできた校舎に別れを告げる機会として、多くの人が訪れました。
当日は校舎内が一部を除き一般開放され、来場者は教室や廊下、体育館、校庭などを自由に見学。普段は静かな校舎に、久しぶりに多くの人の笑顔と会話が戻り、かつての賑わいがよみがえったような一日となりました。
主催者によると、事前受付の段階で約1,500人の応募があり、当日来場した人を含めると、それ以上の人数が校舎を訪れたとみられています。受付が始まった午前10時にはすでに校門前に長い列ができており、イベントへの関心の高さを物語っていました。




特に印象が強かったのが、40代から50代の受付にならぶ卒業生の姿。八潮高校が歩んできた50年以上の歴史の中で、多くの世代が青春を過ごしてきたことを感じさせる光景です。久しぶりに母校を訪れた卒業生たちは、懐かしい校舎を前に当時の思い出を語り合いながら、ゆっくりと校内を巡っていました。
校舎のあちこちでは、旧友や恩師との再会を喜ぶ声が聞かれ、自然と小さな同窓会のような輪ができる場面も。
校舎から校庭を眺めながら「ここで授業を受けていた」「この場所で部活動の練習をしていた」と思い出話に花を咲かせる姿が印象的でした。








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