災害時におけるトイレ事情と、防災について改めて考えることができる公開講座でした
2023年3月24日(日)、八潮メセナにおいて、八潮市薬剤師会主催公開講座「災害時のトイレ使用方法を考える」が開催されました。
八潮市薬剤師会が初めて主催するこの講座、非常に興味深いお話を聴くことができました。
冒頭、八潮市薬剤師会の会長である伊藤氏より開会のあいさつ。
来場者の皆さんと講座の大きなテーマである「命」のポーズをとり、和やかなムードで講座がスタートしました。
日本トイレ研究所代表理事である加藤篤氏の登壇がスタート。
登壇の冒頭、「ここにいらっしゃる皆さんは生き残ることができます」というショッキングなコメントから、講義が始まりました。
災害時のトイレ・衛生事情について、災害時の問題点などの詳細が説明され、特に簡易・携帯トイレの重要性を力説されていました。
加藤氏の登壇終了後、八潮市薬剤師会より、災害対策についての活動報告がなされました。
特に、各薬剤師会の災害対応に加えて、医師会や歯科医師会、自治体での災害時情報共有システム「eST-aid」について、ついに埼玉県では初めて八潮市薬剤師会がスタートした旨の説明などがありました。
講座の後半は、各有識者によるパネルディスカッション「八潮市での災害対策を考える」が開催。
八潮市薬剤師会の伊藤氏がファシリテーターとして、NPO法人WISH8の籠倉正美氏、一般社団法人八潮青年会議所の大橋直矢氏、災書ボランティアの千薫壽憲氏によるディスカッションが行われました。
実体験のお話や、防災についての取り組みについて、各パネラーの貴重なお話を聞くことができました。
大橋氏が代表を務める「株式会社モビメントコスモ」はこちら
籠倉氏が代表を務めるNPO法人WISHはこちら
また、この日は会場ロビーにおいて、防災グッズ手作りコーナーやお薬相談ブース、福祉関係団体の出展ブース、ヘルプカードの配布が行われました。
災害時の簡易トイレの設置などが展示されています。
3時間に及ぶ講座ではありましたが、参加の皆さんが興味深く講義やディスカッションを聞き入る姿が印象に残る有意義な講座でした。
知ることの重要さと、いざというときの知識を持っておくことの必要性を改めて感じることのできる時間だったと思います。
今後も、八潮市薬剤師会はこのような公開講座を企画されているようですので、機会があれば、「明日は我が身」という意識をもって、ぜひ参加してみてください。
関係者の皆様、参加の皆様、本日はお疲れさまでした!!。
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<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいて20年以上ネットマーケティングやWEBの世界にいます。
本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。強面ですが下戸なんです。