豪雨時の道路確認に「JARTIC地図」 八潮でも覚えておきたい“通れた道”の見方

8月13日の千葉豪雨でも「災害時情報提供サービス」を実施 冠水の多い八潮で、移動前に確認したい情報のひとつです

道路の冠水通行止めのイメージ

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大雨のとき、「この道は通れるだろうか」「向こう側まで行けるだろうか」と迷った経験はないでしょうか。

八潮市は平坦な土地が多く、短時間に激しい雨が降ると道路冠水が発生することがあります。そんなとき、覚えておきたい情報源のひとつが、日本道路交通情報センター(JARTIC)の地図です。

普段の渋滞や通行止め確認だけでなく、大規模な災害時には実際に車両が通行した道路を地図上で確認できる「通行実績情報」も提供されます。もちろん、これだけですべてを判断できるものではありませんが、出発するか、ルートを変えるかを考える際のひとつの材料になりそうです。

日本道路交通情報センター(JARTIC)▶https://www.jartic.or.jp/

そもそも「JARTIC地図」とは?

JARTIC地図

出典:日本道路交通情報センター(JARTIC)

JARTIC地図

出典:日本道路交通情報センター(JARTIC)

JARTICの「道路交通情報Now!!」では、高速道路だけでなく、都市高速道路や一般道路についても、通行止め、渋滞、混雑、車線規制などをデジタル地図上で確認できます。情報は原則5分ごとに更新されています。

さらに、震災や豪雨、豪雪などによって道路交通に大きな障害が発生した場合には、通常のサービスから「災害時情報提供サービス」へ切り替わります。

このとき通常の道路交通情報に加えて表示されるのが「通行実績情報」です。JARTICによると、この情報はトヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、いすゞ自動車、日野自動車から提供される情報をもとに作成されています。

つまり、「実際に車が走った実績」を地図上で見ることができるわけです。

「最新1時間・3時間・6時間」を切り替えて確認

JARTIC地図

出典:日本道路交通情報センター(JARTIC)

災害時情報提供サービスでは、通行実績を

  • 最新1時間
  • 最新3時間
  • 最新6時間

の3段階で切り替えて確認できます。

たとえば大雨の最中、「数時間前には通れたけれど、直近1時間では通行実績が見当たらない」といった変化を確認する材料になります。

また、同じ地図上では通行止めや入口・出口閉鎖、車線規制のほか、緊急交通路、緊急輸送路、迂回路なども表示対象となっています。

8月13日の千葉豪雨でもサービスを実施

大雨で浸水し始める街中のとある道路

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2026年8月13日、千葉県では記録的な大雨となり、その後、気象庁は一連の豪雨を「令和8年8月千葉豪雨」と命名しました。

この大雨を受け、JARTICでも千葉県を対象に災害時情報提供サービスを開始。2026年8月15日の確認時点でも、JARTICの地図には「災害時情報提供サービス 提供中」と表示され、通行実績情報を1時間・3時間・6時間で確認できる状態となっています。

こうしたサービスは、遠くの災害だけの話ではありません。

8月13日の豪雨では八潮市内でも道路冠水が発生し、C3東京外環自動車道では三郷南IC~高谷JCTが大雨のため通行止めになるなど、八潮・三郷周辺でも道路交通に大きな影響が出ました。

当時、新中川橋付近や潮止橋付近についても冠水により道路閉鎖されたとの情報が寄せられていましたが、やしおんが20時45分までに確認した時点では、公的な情報による確認までは取れていませんでした。

とはいえ、こうした豪雨では普段使っている道路や橋が突然使えなくなり、移動ルートの選択肢が一気に少なくなることがあります。

だからこそ、普段から「道路状況はどこで確認できるのか」を知っておくことが大切です。

「表示がない=通れない」ではありません

車_水没

イメージイラスト

ここは特に注意したいところです。

JARTIC自身も、すべての道路交通情報を網羅しているわけではないと案内しています。車両感知器が設置されていない道路などでは情報が表示されない場合があり、交通規制や渋滞についても、実際の発生からサイトへ反映されるまでおよそ5~10分のタイムラグが生じることがあります。

同じように、通行実績が表示されていたとしても、その後に冠水が進んだり、通行止めになったりする可能性はあります。

つまり、

「線があるから絶対に通れる」
「通行実績がないから通行止め」

と判断するものではありません。

あくまで、その時点で得られる情報のひとつとして利用し、現地の規制や警察、道路管理者、自治体などの最新情報と組み合わせて確認することが重要です。JARTICも実際の走行時には現地の規制や指示に従うよう案内しています。

八潮では「雨が降ってから」ではなく、普段から一度見ておきたい

災害が起きてから初めてサイトを探し、地図の使い方を調べるのは意外と大変です。

八潮市では大雨の際、道路冠水によって普段のルートが使えなくなることがあります。さらに八潮から三郷、草加、足立方面へ移動する場合、橋や幹線道路が規制されれば周辺の交通にも影響が広がります。

当然JARTICだけですべてが分かるわけではありません。

それでも、「いつもの道はどうなっているのか」「どこで通行止めが出ているのか」「直近で車が走った実績はあるのか」をひとつの画面で確認できるのは、災害時には心強い情報になります。

大雨が予想されている日に車で移動する必要がある場合は、気象情報や自治体の防災情報とあわせて、JARTICの道路情報も確認してみてください。

そして道路が冠水している場合は、「行けそうだから」と無理に進入しないこと。

JARTIC地図は「通るための地図」というより、危険な状況で無理に動かないための判断材料のひとつとして覚えておくとよさそうです。


主な出典
公益財団法人 日本道路交通情報センター(JARTIC)「道路交通情報Now!!」「災害時情報提供サービス」
JARTIC「よくあるご質問
気象庁「令和8年8月13日からの千葉県の豪雨の名称について」(2026年8月14日)
八潮市オンライン【やしおん】「8月13日20時45分 八潮市は大雨危険警報 道路冠水、外環道で通行止め」(2026年8月13日)


<Hacchinさん>

hacchin「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。長年ベンチャー企業でエンタメ業界や株式公開など、色々ともまれまして、現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。とある町会役員。

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