住民が5月から大切に育てた赤と青の朝顔が大原公民館に集合 40年以上受け継がれる夏の恒例行事

色鮮やかな朝顔を囲み、あちらこちらで楽しそうな会話が弾む――。7月26日(日)、八潮市の大原公民館で、大原親睦会が主催する「朝顔コンクール」が開催されました。
今年で46回目を迎えた、地域の夏の恒例行事です。会場には赤や青の花を咲かせた朝顔がずらりと並び、丹精込めて育てた住民の皆さんが、その出来栄えを見守りました。当日は市長や県議も参加し、長く受け継がれてきた地域行事に花を添えました。
5月から育てた朝顔を持ち寄る夏の一日

コンクールに参加するのは、大原親睦会と、大原地区の老人会「美原会」の会員です。参加者は配布された赤と青の朝顔の苗を5月から育て、開催日にそれぞれの鉢を持ち寄ります。
同じ時期に同じような苗から育て始めても、花の数や大きさ、つるの伸び方、葉の茂り具合は一鉢ごとにさまざまです。鮮やかな赤紫の花をいくつも咲かせたものや、深みのある青い花が目を引くものなど、会場には育てた人の工夫や日々の手入れが伝わってくる朝顔が並びました。



特別に難しい審査基準が設けられているわけではありません。お互いの朝顔を眺めながら出来栄えを確かめ合い、その年の花を楽しむ。競い合うこと以上に、朝顔をきっかけとして顔を合わせ、会話を交わすことが大切にされている催しです。
表彰では受賞者に記念品が手渡され、会場は大きな拍手と笑顔に包まれました。育ててきた日々が報われるような、皆さんのうれしそうな表情が印象に残ります。




46回にわたり受け継がれてきた地域の交流
主催する大原親睦会は、町内でのボランティア活動や住民同士の交流を目的に結成された団体です。かつて100人近くいた会員は現在30人弱になりましたが、今も地域に根差した活動を精力的に続けています。
暮らし方や地域を取り巻く環境が変化するなか、一つの行事を46回も続けることは決して簡単ではありません。苗を用意する人、数カ月かけて育てる人、会場を整える人。それぞれの小さな力が重なり、朝顔コンクールという大原地区ならではの風景が守られています。


コンクール終了後には懇親会も開かれました。テーブルを囲み、乾杯を交わしながら談笑する姿からは、長年一緒に地域を支えてきた皆さんの温かな関係が伝わってきます。
朝顔は一日花と呼ばれ、咲いた花はその日のうちにしぼんでしまいます。それでも毎朝、新しい花を咲かせてくれるところに、この花ならではの魅力があります。
大原地区の朝顔コンクールもまた、一年に一度の催しを大切に積み重ねながら、人と人とのつながりを育ててきました。会場に咲いた花々は、地域の皆さんが守り続けてきた46年分の絆を映しているようでした。
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。長年ベンチャー企業でエンタメ業界や株式公開など、色々ともまれまして、現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。とある町会役員。












