仮排水管の撤去や下水管渠の埋め戻しを実施へ 県道松戸草加線では歩道拡幅などの対策も

暫定開通した八潮・松戸草加線
埼玉県下水道局は、八潮市で発生した道路陥没事故について、「道路陥没事故に関するかわら版」の令和8年7月25日号を公表しました。
今回のかわら版では、8月中に予定されている主な復旧工事のほか、児童・生徒の通学路や、暫定的に通行できるようになった県道松戸草加線の交通安全対策、周辺で確認された金属部品の腐食に対する補償などが案内されています。
8月も仮排水管の撤去や埋め戻し工事を継続

7/14(火)撮影の現地の様子
事故現場では、8月上旬から下旬にかけて、主に3つの区域で工事が進められる予定です。
下水を迂回させるために設置された仮排水管の区域では、設備の撤去と開口部をふさぐ工事を実施。下水管渠の復旧区域では、引き続き埋め戻し工事が行われます。
また、雨水管の復旧区域では、仮雨水管の維持管理や関連する作業を進める計画です。
工事は原則として土曜日と日曜日を休工とし、緊急時の対応や夜間にしか実施できない作業を除いて、昼間の時間帯に行われます。ただし、天候や現場の進み具合によって、工程が変更となる場合があります。
現場周辺では現在も工事車両の出入りや作業が続いています。近くを通行する際は、誘導員や案内表示に従い、時間に余裕を持った移動をお願いします。
通学路を4回点検、路面標示や安全施設を整備

復旧工事に伴う交通規制は、周辺の通学路にも影響を及ぼしています。
埼玉県では、八潮市教育委員会や道路管理者、警察などと連携し、新入生の入学時期や県道の暫定開通といった節目に合わせて、これまでに計4回の通学路安全点検を行いました。
点検結果をもとに、歩行者通行帯などの路面標示を約2キロにわたって復元。通学時間帯の規制標識をはじめとする安全施設の設置・修繕を計11カ所で実施したほか、4カ所に交通誘導員を配置しています。
県道松戸草加線の暫定供用区間では、自転車と歩行者が利用する自歩道を約50センチ拡幅し、注意を呼びかける看板も設置されました。
道路が通れるようになったとはいえ、現場周辺は事故前と同じ状況に戻ったわけではありません。県は今後も関係機関と情報を共有しながら、必要な交通安全対策を続けるとしています。
金属メッキの黒い腐食も補償の対象に
かわら版では、事故現場で発生している硫化水素の影響についても案内しています。
自動車のエンブレムなどのメッキ部品や、シャワーヘッド掛け、水道の蛇口といった建築設備に生じた黒色の腐食について、硫化水素による影響を否定できないとして、部品の交換などにかかる費用の補償を受け付けています。
このほか、営業補償や電気代などの補償、脱臭機の配付についても申し込みが可能です。あらかじめ示されている補償内容ではカバーできない被害についても、県が個別に相談に応じます。
「これも事故の影響かもしれない」と気になる被害がある場合は、写真や領収書などの記録を残したうえで、相談窓口へ問い合わせてみてください。
道路陥没事故に関する相談窓口
道路陥没事故に関する電話相談窓口の専用ダイヤルは、048-830-5988です。受付時間は平日の午前9時から午後5時までとなっています。
現地相談窓口は、八潮市中馬場52-2の埼玉県八潮新都市建設事務所内に設けられており、埼玉県下水道局現地対策本部の補償担当が相談を受け付けています。
また、健康に関する相談は、八潮市役所健康福祉部健康増進課(保健センター、電話048-995-3381)で受け付けています。受付時間は、2026年8月3日から平日の午前9時~午後4時30分に変更される予定です。
復旧への歩みは少しずつ進んでいますが、周辺住民の暮らしへの影響は今も続いています。工事の進捗だけでなく、交通安全や生活面の補償を含め、今後も丁寧な情報発信と着実な対応が求められます。
※掲載内容は、埼玉県下水道局が発行した「道路陥没事故に関するかわら版」令和8年7月25日号に基づいています。工事日程などは変更される場合があります。
<Hacchinさん>ライター
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。草加、三郷、足立、葛飾などが生活エリアです。ITやメディアのベンチャー企業に長らく在籍し、本職は小さな ゲーム会社の管理部長。市内外のいろんなイベントに出没してネタ探ししてます。BBQインストラクターです。












