伊草で物流施設の建設がスタート、南後谷には冷凍冷蔵対応の「T-LOGI八潮Ⅱ」計画も 食品物流需要の拡大に対応

八潮市伊草に次世代型物流拠点「T-LOGI八潮」建設予定、2027年8月竣工へ
八潮市で新たな物流拠点の整備が本格的に動き出しました。
東京建物株式会社は2026年6月1日、八潮市伊草で計画している物流施設「T-LOGI八潮」の建設工事に着手したことを発表しました。さらに、新たに八潮市南後谷で冷凍冷蔵物流施設「T-LOGI八潮Ⅱ」の開発を決定したことも明らかにしています。
「T-LOGI八潮」については、以前やしおんでも▶計画段階から紹介していましたが、いよいよ着工を迎えました。完成は2027年8月を予定しています。
伊草に誕生する「T-LOGI八潮」
建設地は八潮市伊草一丁目。首都高速6号三郷線「八潮南」出入口から約3.3km、常磐自動車道・首都高速6号三郷線「三郷IC」から約4.1kmという交通利便性の高い立地です。
外環自動車道の内側に位置することから、都心部への配送と首都圏広域への配送の両方に対応しやすい物流拠点として期待されています。
施設は延床面積約15,260平方メートル、4階建てのボックス型物流施設として整備されます。大型トラック16台が同時に接車できるバースや40台分の駐車場を備えるほか、一棟貸しを前提とした施設設計により、入居企業が効率的な物流オペレーションを構築しやすい仕様となっています。
また、4階には約50席を備えた従業員向けラウンジを整備。各席にコンセントを設置するなど、働く人の快適性にも配慮した計画です。
環境性能にも配慮 ZEB認証取得を予定
近年の物流施設では環境性能も重要なテーマとなっています。
「T-LOGI八潮」では、屋上に設置する太陽光発電設備による創エネルギーを導入し、施設内での自家消費を予定。余剰電力についても再生可能エネルギーとして有効活用する計画です。
こうした取り組みにより、省エネルギー性能の高い建築物に与えられる「ZEB」認証の取得を目指しているとのことです。
南後谷には冷凍冷蔵物流施設「T-LOGI八潮Ⅱ」

南後谷地区に開発が予定されているT-LOGI八潮Ⅱ
さらに今回、新たな物流施設計画として「T-LOGI八潮Ⅱ」の開発も発表されました。
建設予定地は八潮市南後谷。首都高速6号三郷線「八潮南」出入口から約3.9kmに位置し、首都圏各地へのアクセスに優れた立地です。
こちらは食品物流に特化した冷凍冷蔵倉庫として開発される予定で、2027年6月着工、2029年1月の完成を目指しています。
施設は延床面積約14,700平方メートル。マイナス25度の冷凍区画に加え、マイナス25度から5度まで温度調整が可能な温度可変倉庫を備え、水産物や畜産物、生鮮食品のほか、医薬品など幅広い保管ニーズに対応します。
食品EC市場の拡大や、老朽化した冷凍冷蔵倉庫の建て替え需要などを背景に、首都圏では高機能な冷凍冷蔵物流施設への需要が高まっており、東京建物ではそうした市場ニーズを見据えた開発としています。
物流のまちとして存在感を高める八潮市
八潮市は首都圏の主要高速道路網に近く、東京都心へのアクセスにも優れていることから、多くの物流施設が集積するエリアとして発展を続けています。
近年はEC市場の成長や物流効率化への取り組みを背景に、大規模物流施設の開発が相次いでおり、今回の「T-LOGI八潮」「T-LOGI八潮Ⅱ」もその流れを象徴するプロジェクトの一つといえそうです。
伊草で着工したドライ倉庫に加え、南後谷では冷凍冷蔵物流の新たな拠点整備も進むことになり、今後の八潮市の物流機能強化と地域経済への波及効果にも注目が集まりそうです。













