空き家問題の解決へ一歩 官民連携による“まちづくり型”対策が始動

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八潮市は2026年5月27日、株式会社埼玉りそな銀行と「まちの景観と空家等の対策に関する協定」を締結しました。空き家問題への対応をさらに進めるための取り組みで、地域の安全性や景観維持、さらには地域経済の活性化につなげることを目的としています。
近年、全国的に増加している空き家。管理されないまま放置されることで、防災・防犯面のリスクや景観悪化など、さまざまな課題が指摘されています。八潮市でも「八潮市まちの景観と空家等対策計画」や条例に基づき対策を進めてきましたが、今回の協定により、民間企業との連携をさらに強化していく形となります。
今回の協定では、埼玉りそな銀行が展開する「空き家まるごと解決システム」との連携も大きなポイントです。
このサービスは、空き家の管理や売却、賃貸、解体、リフォーム、遺品整理など、空き家に関する多様な悩みにワンストップで対応する仕組み。埼玉県内の専門企業16社と連携し、空き家所有者の状況に応じて最適な支援につなげるサービスとして、2025年9月から提供されています。

この事業に参画しているのが、ハウスバード株式会社です。同社は埼玉りそな銀行のパートナー企業として、空き家や古民家を宿泊施設として再生する事業を全国で展開しており、今回の八潮市との協定締結を受け、埼玉県内での自治体連携は計7自治体に拡大したと発表しました。
ハウスバードでは、一棟貸し宿や古民家再生のノウハウを活かし、空き家を“地域資源”として活用する取り組みを推進。単なる空き家解消だけでなく、観光振興や地域のにぎわい創出にもつなげていく考えです。
同社は「1日から貸せる家」をコンセプトに、不動産、建築、デザイン、運営管理までを一貫して手がける企業。空き家を宿泊施設として再生することで、新たな滞在価値を生み出し、地域活性化へ貢献していくとしています。

また、埼玉りそな銀行側も、地域金融機関としてのネットワークを活かし、「日本一暮らしやすい埼玉」の実現を目指す方針を示しています。
空き家問題は、所有者だけの問題ではなく、地域全体に関わるテーマです。今回のように自治体、金融機関、民間企業が連携し、それぞれの専門性を持ち寄ることで、“管理”から“活用”へと発想を転換する動きが、今後さらに広がっていきそうです。
八潮市でも今後、具体的にどのような空き家活用事例が生まれていくのか、注目が集まりそうです。












