医薬・食品・化粧品分野のニーズに対応 シールレス構造で衛生性と省スペース性を両立

MONOVATE株式会社 展示会の様子
埼玉県八潮市に拠点を持つ工業用ステンレスタンク・撹拌装置メーカーのMONOVATE株式会社が、新たに「下部撹拌機」のラインナップを拡充し、単体販売を開始しました。これまで主力としてきたタンク一体型の提供に加え、より柔軟な設備構築を可能にする新たな展開として注目されています。
同社はこれまで、用途に応じた撹拌機を自社製ステンレスタンクに組み込んだ形で提案してきました。しかし近年、製造現場では「低液位でも安定して撹拌したい」「洗浄性を高めたい」「設置スペースの制約をクリアしたい」といったニーズが高まり、タンク底部に設置する「下部撹拌方式」への関心が広がっています。
今回の新ラインナップは、韓国のSEDNA ENGとの技術連携により実現。磁気カップリングによるシールレス構造を採用し、軸封部を持たない完全密閉設計によって、摩耗粉の発生や異物混入リスクを低減します。さらにシャフトレス構造により洗浄性が向上し、CIP(定置洗浄)やSIP(定置滅菌)にも対応。医薬・食品・化粧品・化学分野など、衛生性が求められる製造工程に適した仕様となっています。

構造イメージ(SDM)
また、撹拌機をタンク底部に設置することで、少量の液体でも安定した撹拌が可能に。天井高に制限のある工場や、メンテナンススペースが限られる現場でも導入しやすい点も特徴です。
製品は用途やせん断条件に応じて選べる4シリーズを展開。標準的な混合・溶解に対応する「SDM」、粉体の分散に適した「SDP」、高粘度やスラリー向けの「SRD」、そして乳化や微細粉砕に対応する高せん断モデル「SSN」が用意されており、工程に合わせた最適な選定を同社がサポートします。
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