直径・深さ10メートルの穴が発生 下水道破損が原因か、周辺地域に影響拡大
埼玉県八潮市で28日午前、道路が突然陥没し、トラックが巨大な穴に転落する事故。運転していた男性が車内に取り残されており、消防や救助隊が懸命の救出作業を続けていますが、29日午前0時半現在でも救助には至っていません。
事故が起きたのは、八潮市中央近くの県道交差点で、午前10時前に道路が陥没。直径約5メートル、深さ約10メートルもの巨大な穴が出現し、この陥没によりトラックが転落し、男性運転手が車内に取り残されました。当初、救助隊の呼びかけに応じていましたが、その後連絡が取れなくなったといいます。
現場では、消防や警察が協力しながら、13時間以上にわたり慎重な救助活動を続けています。陥没の規模が大きく、現場の状況が非常に危険であるため、救助作業には最新の機器や技術が投入されていますが、進展はないとのこと。
今回の事故を受けて、八潮市内の住民の間では不安が広がっており、周辺地域では地盤の安全性についての調査が急務となりそうです。陥没の原因については、地盤沈下や地下の空洞などが考えられるものの、詳しい調査結果はまだ発表されていません。
さらに、地中の通信ケーブルが断線したことで、現場周辺では電話やインターネットが利用できない状態が続いています。NTT東日本によると、29日午前0時半時点で復旧の見通しは立っていません。
現場周辺は引き続き通行止めとなっており、近隣住民や交通利用者に多大な影響が及んでいます。救助作業の成功を祈るとともに、二次災害が発生しないよう、関係機関による安全確保が求められています。