先日ご紹介しました、「平和について考えよう ファミリー企画 朗読劇」にお邪魔させて頂きました。
こちらが会場となった、やしお生涯楽習館。ホールは満席に近い状態。
今回初めてお邪魔させて頂きましたが、市内では意外と知られている朗読劇なんですね。その関心度の高さがうかがえます。
オープニングのシーン。
割と神妙な面持ちで劇がスタートします。
一部は「ちいちゃんのかげおくり」。
太平洋戦争の悲惨さを伝える物語として著名であり、それを児童にも伝えるため、小学校の国語の教科書にも掲載された作品です。
父親の出征の直前までの家族との会話では家族団らんの様子が笑顔も交え語られ、その後の残された家族を襲う空襲の生々しい様子が鮮明に表現されています。
一人残されたちぃちゃんの様子は、さまに戦争の悲惨さを物語る辛いシーンです。
その様子を懸命に表現する演者の子の力強さに引き込まれるものがあります。
二部では「戦争をやめた人たち」の朗読。
戦争中の最前線で、戦争をやめた兵士たちの史実に基づいた真実のドラマです。
戦場で戦い続ける兵士たちの苦悩や疲労、銃を置いて敵味方の交流に繋がるシーンを、スライドを交えて、ひしひしとその様子が語られていきます。
淡々と語られる印象はあるものの、その中には悲しみや救いを求める人々の力強さや苦悩の様子がリアルに語られ、引き込まれるような感覚を覚えました。
終幕での演者の方々の挨拶。やはり小学生のお二人は、練習が大変だったようです。口をそろえて語っていましたが、結果としてとても良い作品となったと思います。
今回、演者の方が前回と比べて少なかったようですが、そんなことを微塵にも感じさせず、非常にパワフルな印象を受けました。
次回、機会があれば、是非皆さんもご来席ください。不思議な感覚にとらわれます。
簡単な報告となってしまいましたが、小学生のお二人含め、演者の皆さん、スタッフの皆さん、お疲れさまでした。良いもの見させていただきました。
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