恒例となっておりました平和朗読劇が帰ってきます
コロナ禍で中止していたが4年ぶりに上演出来る運びとなりました。
今年の演目は「ちいちゃんのかげおくり」と奇跡のような実話「戦争をやめた人たち」の二作品。
今回は市内の小学生も出演致します。
特に予約などは不要ですので、ぜひこの機会にご観覧ください。
「ちいちゃんのかげおくり」
「ちいちゃんのかげおくり」は、あまんきみこによる絵本・童話作品。
太平洋戦争の悲惨さを伝える物語として著名であり、それを児童にも伝えるため、小学校の国語の教科書にも掲載されました。合唱曲なども制作されたこの作品は、1982年に発行、1983年に小学館児童出版文化賞を受賞しました。
主人公の「ちいちゃん」は、父・母・兄と暮らす4人家族。当時は激しい戦時中で、父が徴兵される事になり、出征する前日、家族で先祖の墓参りへ行き、その帰り道に透き通るような青い空を見上げた父は、「影送りができそうだ」と発言。彼は少年時代に影送りをよくやったとのこと。家族4人で影送りをすると、まるで記念写真のようだった。
ある時、夏の夜に空襲警報が鳴りひびき、ちいちゃん一家は外へとびだしたが、逃げる途中で、ちいちゃんは家族とはぐれてしまう。
「戦争をやめた人たち」
戦争中の最前線で、戦争をやめた兵士たちの真実のドラマ。
1914年、第一次世界大戦が始まった。ドイツ、オーストリアなどの同盟国軍とイギリス、日本などの連合国軍との戦いが繰り広げられていた。そんな戦渦のクリスマスイブの夜、戦場には銃声の代わりに「クリスマスキャロル」の歌声が流れるという、まさに「奇跡」が起こる。
戦争を始める人もいれば戦争をやめる人もいる。この作品は、人に対する想像力と行動する勇気の大切さを描き、どうすれば戦争をしない人になるのか、その答えを探求しています。これからの未来をどう生きるべきか、戦争が現実に起こっている今だからこそ、心に響く作品となっています。
開催日時
9月10日(日)
開場 13:30
開演 14:00〜15:30 予定
開催場所
やしお生涯楽習館 1階 多目的ホール
入場料
無料 予約は不要のようです。
定員
140名
主催/企画制作
平和について考えよう朗読劇自主上演実行委員会
共催
八潮市
後援
八潮市教育委員会