八潮メセナに多彩な作品が集結 「毛公鼎」の金文を書いて学ぶ体験企画も実施

八潮市の恒例行事として親しまれている「第35回八潮市書道展」が、6月5日から7日までの3日間、八潮メセナで開催されました。会場には市内の書道愛好家や各団体の力作が並び、多くの来場者が“書の世界”に親しむ機会となりました。
今回の書道展では、1階展示室と2階集会室を使用し、漢字やかな、近代詩文書などさまざまなジャンルの作品を展示。力強くダイナミックな作品から、繊細で優美な筆致が印象的な作品まで幅広く並び、来場者は足を止めながら一つひとつの作品をじっくり鑑賞していました。




会場には歴史ある公募展や書道展で受賞経験を持つ書家の作品も展示され、書道に親しむ方はもちろん、普段あまり書に触れる機会のない人でも楽しめる内容となっていました。
また、八潮市書道展ならではの企画として、来場者参加型の体験コーナーも実施されました。

今年のテーマは「書のタイムスリップ『青銅器の文字を書こう』」。参加者は、中国の西周時代後期、紀元前9世紀ごろに作られた青銅器「毛公鼎(もうこうてい)」に刻まれた金文(きんぶん)を手本に、古代文字を書く体験に挑戦しました。
毛公鼎は497文字もの銘文が刻まれていることで知られ、金文の代表的な資料のひとつです。普段私たちが使う漢字とは異なる独特な形の文字に触れながら、その歴史や成り立ちを学べる貴重な機会となりました。体験で書かれた作品は会場内に掲示され、来場者同士が見比べながら楽しむ姿も見られました。

さらに会期中には、展示作品の見どころや書の表現について解説する「ギャラリートーク&鑑賞ツアー」も開催。作品に込められた思いや技法について説明を受けながら鑑賞できることから、多くの来場者が熱心に耳を傾けていました。

2階研修室では併設企画として「第3回 八潮書人の顕彰展」も開催。八潮市書道展出品者の中から、公募展や各種展覧会で活躍した書家を紹介する企画で、地域の書道文化を支える人々の歩みや功績を知ることができました。


書道は作品を鑑賞するだけでなく、実際に筆を持って体験することで新たな発見があります。展示、体験、解説企画が一体となった今回の八潮市書道展は、子どもから大人まで幅広い世代が書の奥深さに触れられる、充実した3日間となりました。
地域に根付く文化活動として長く続く八潮市書道展。来年の開催にも期待が高まります。
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。長年ベンチャー企業でエンタメ業界や株式公開など、色々ともまれまして、現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。とある町会役員。











