校舎は未来へ引き継がれる
閉校後の校舎は、2030年4月を目標に「県東部地域特別支援学校(仮称)」として整備される予定です。
県内では知的障がいのある児童生徒が増加しており、特別支援学校の教室不足が深刻な課題となっています。八潮市に新たな特別支援学校を整備することで、地域の子どもたちがより良い環境で学べる体制を整えます。
かつて高校生が未来を描いたこの場所は、今度は別の形で子どもたちを支える拠点となります。教育の場としての役割は、これからも続いていきます。
八潮フロンティア高校 伝統と挑戦を掲げて
令和8年4月に開校する八潮フロンティア高校は、八潮南高等学校の校舎そのままに、普通科120名、ビジネス探究科120名の計240名が入学を予定(前後する可能性があります)。
掲げる柱は「人間力」「学力」「社会人基礎力」。規範意識や協調性、確かな基礎学力、主体性や課題発見力、チームワーク力などをバランスよく育てる方針です。
ビジネス探究科ではマーケティング、マネジメント、会計、ビジネス情報を学び、3年次には課題研究に取り組みます。県内初となる「高校生株式会社」設立プロジェクトも予定され、地域企業や大学と連携した実践的な学びが展開されます。
校章は八潮高校の意匠を継承し、校歌は八潮南高校のものを引き継ぐことになりました。スクールカラーは「紺碧」。広い空や海を思わせる色と共に、新校名の「フロンティア」=「開拓」のスピリットと合わせ、未来への可能性を重ねています。
3月15日、最後の校舎公開
閉校を前に、3月15日(日)にはフェアウェルイベントが開催されます。卒業生や旧職員、地域住民を対象に校舎を開放し、自由見学やメモリアル展示、動画上映、寄せ書きフラッグ展示、キッチンカー出店などが予定されています。
事前受付はすでに終了し、応募は1,000名を超えたそうです。それだけ多くの人にとって、この学校が特別な存在であったことがうかがえます。
教室の机に触れ、窓からの景色を眺め、廊下を歩く。その一歩一歩が、青春時代との再会になるはずです。
53年という時間は、まちの歴史そのものでもあります。八潮高校は、単なる教育機関ではなく、地域の記憶を共有する場所でした。
校名は変わりますが、ここで育まれた誇りや精神は、新たな学校へと確かに受け継がれていきます。八潮の学びは、これからも形を変えながら続いていきます。
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。長年ベンチャー企業でエンタメ業界や株式公開など色々と荒波にもまれ、現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。ガンプラ熱再び。















