楽しく学んで社会貢献!子どもも大人も参加できる“食品ロス削減”の特別な1日
地域の未来を考えるきっかけに——フードロスイベント開催
2025年3月9日(日)、フレスポ八潮で開催された「みんなで減らす!フードロスイベント in YASHIO」は、地域の人々が食品ロスについて考える貴重な機会となりました。
このイベントは、フードロス削減の啓発を目的に、楽しい体験と学びを融合させた内容が特徴。会場には家族連れを中心に多くの来場者が訪れ、一日を通してにぎわいを見せました。
「焼く・挟む・混ぜる」で再発見!ワークショップで美味しく学ぶ
注目を集めたのは、フードロスのお菓子やジュースに“ひと手間”を加えるワークショップ。「焼く・挟む・混ぜる」といった簡単なアレンジで、食材の新しい魅力を引き出し、来場者たちは実際に作って食べながら「まだまだ美味しく食べられる」ことを体感しました。
子どもたちはもちろん、大人たちからも「家でもやってみたい」との声が多く上がり、家庭でもできる食品ロス対策のヒントを持ち帰ることができる有意義な時間となりました。
見て・買って・支えて。お得なフードロス販売コーナー
イベント会場では、賞味期限が迫っているお菓子や、形や色が不揃いの野菜などが格安で販売される「フードロス販売コーナー」も設置されました。
見た目や期限にとらわれず、「おいしくいただく」ことの大切さに気づくきっかけとなり、多くの来場者が買い物を楽しんでいました。
「フードロス商品でも、十分に美味しい」ということを実感しながら、誰でも気軽に社会貢献ができる、そんなブースとなっていました。
子どもたちが夢中に!大人気の「ふわふわドーム」
会場内では、小さなお子さま向けのアクティビティとして「ふわふわドーム」が設置され、朝から夕方まで長い列ができるほどの人気ぶり。
子どもたちは大きなエア遊具の中で元気いっぱいに遊び、保護者の方々も安心して見守れる場として好評でした。
楽しく遊べる空間があることで、イベント全体がより家族で過ごしやすい雰囲気に。こうした工夫も、地域イベントならではの魅力です。
NPO法人WISH8が届ける、子どもたちへのあたたかい支援
イベントでは、地域で子ども食堂や障害児支援を行うNPO法人WISH8による紹介ブースも設けられました。同法人が実施した「18歳以下限定・お米のつかみ取り体験」は、開始から間もなく終了となるほどの盛況ぶり。
子どもたちにとっては楽しい体験でありながら、同時に「食」を支えることのありがたさを自然と学ぶ場にもなりました。地域に根ざした団体の活動を知るきっかけとして、多くの参加者の関心を集めていました。
また、同ブースでは、市内で活動している子ども食堂の紹介などもおこなわれていました。
売上はすべて寄付に。“楽しさ”が“支援”に変わるイベント
このイベントの特色は、売上のすべてが八潮市内の子ども支援や地域福祉活動に寄付される点です。来場者は、ワークショップへの参加や買い物を通じて、自然と地域への支援に貢献することができます。
「ただ楽しむだけで終わらない」「地域とつながるきっかけになる」——そんな想いがこもった取り組みに、多くの来場者が共感している様子でした。
「まだ使える・まだ食べられる」を広げていこう
「もったいない」「まだ捨てるべきではない」という意識を一人ひとりが持つことが、食品ロス削減の第一歩です。今回のイベントを通じて、多くの人がその大切さを学びました。
今後も、こうした地域での取り組みが続くことで、日常の中で自然とフードロスに目を向ける意識が広まり、持続可能な社会の実現にもつながっていくことでしょう。八潮市発のこのイベントが、「もったいない」を未来への希望に変える一歩となることを願ってやみません。
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいて20年以上ネットマーケティングやWEBの世界にいます。
本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。強面ですが下戸なんです。