八潮市による地域ブランドと技術の優れた人材の表彰 – 光永社の「ニュー簡太くんⅠ・Ⅱ」と本間彰氏の功績を紹介
八潮市は、地域の産業と文化を支える優れた製品と人材を顕彰し、その発展を図るための取り組みを積極的に行っています。令和5年度も、八潮ブランドの認定と優良技術者および技能者の表彰において、目を見張る製品の認定と、卓越した技術者の表彰が行われました。
八潮ブランドの新たな認定品
令和5年度の八潮ブランドに認定されたのは、段ボール製品の専門メーカー株式会社光永社が手がける「ニュー簡太くんⅠ・Ⅱ」。
この製品は、簡易段ボールベッド。その組み立ての容易さが最大の特長です。接着剤やガムテープなしで組み立て可能で、軽量かつ収納にも便利な設計がされています。
省スペース向け25cm高で製造された「ニュー簡太くんⅠ」と、高齢者向け41cm高で、間仕切り付きもチョイスできる「ニュー簡太くんⅡ」。
災害時の備蓄品として最適なこの製品は、2019年に宮城県を襲った台風19号の被災地の避難所でその効果を発揮。発売当初は全く注目されませんでしたが、近年の相次ぐ災害に対し、各自治体から問い合わせが相次いでいるとのこと。
八潮市浮塚に位置する同社は、このほかにも、被災地などで活躍する段ボールを使用した間仕切りや、簡易テーブルなどといった「簡太くん」シリーズを製造しており、これらの製品を通じ、八潮市のイノベーションと持続可能な産業発展を象徴しています。
株式会社光永社 公式WEBサイト
八潮市優良技術者および技能者の表彰
令和5年度は、株式会社東屋米菓(あずまやべいか)代表取締役 本間彰氏が「八潮市優良技術者および技能者」として表彰されました。
本間氏は、草加せんべいの製造技術において卓越した技術を持ち、特に生地の水分量や焼き加減の見極め、様々な味付けの調合においてその技能は際立っているとのこと。
醤油の持つ本来の価値を引き出し、独自の創意工夫により巧みに使いこなす醤油使いの匠に対して贈られる、独自の工夫により醤油を使いこなす”匠”に対して与えられる称号「醤油名匠」。本間氏はこの第四回醬油名匠を受賞しています。
本間氏が代表をつとめる株式会社東屋米菓(あずまやべいか)は、創業100年を超える老舗米菓製造会社。当初は東京・浅草で和菓子「福島屋」としてスタートし、1923年(大正12年)に埼玉県八潮市に移転、和菓子製造から煎餅製造へと事業を変更しました。
東屋米菓は、日々さまざまな種類の煎餅を製造・販売しており、個人のお客様から法人向けのOEM(相手方ブランド)受注にも対応。上質な国内米と香り豊かな本醸造醤油に天然のだし(昆布・鰹)を使い、独自の旨味を引き出しています。
工場では、直売も行っており、有名百貨店や専門店への出荷のほか、小売スペースでの販売も行っています。八潮市推奨品に認定された「江戸の静花『はなもも』」という商品も提供。これは花の形をした薄焼きせんべいに、4色のザラメをまぶしたもので、八潮市の花「花桃」を表現しています。催事等にも出店されていますので、ぜひお立ち寄りください。
株式会社東屋米菓(あずまやべいか)公式サイト
これらの表彰は、八潮市の産業と文化の発展に貢献するとともに、地域の活性化と知名度向上にも繋がる重要な役割を果たしています。八潮市はこれからも、優れた製品と技術者・技能者を通じて、地域の価値を高めていくことでしょう。
詳しくは八潮市の公式サイトをご確認ください。