草加市長・市議選は10月18日、三郷市長選は11月1日投開票 2026年8月30日現在の動きを整理

秋に向け、八潮市のお隣、草加市と三郷市で大きな選挙が控えています。
草加市では、市長選挙と市議会議員選挙が2026年10月18日に同時に行われます。市長選では、現職の山川百合子市長が再選を目指して出馬する意向を表明。これに、元草加市長で前埼玉県議の木下博信氏も名乗りを上げ、少しずつ構図が見えてきました。
一方、三郷市では11月1日に市長選挙を予定。5期20年にわたって市政を担ってきた木津雅晟市長が今期限りでの引退を表明しており、久しぶりに新しい市長を選ぶ選挙となります。
まだ告示前ですので、いずれも候補者が最終確定した段階ではありません。今回は2026年8月30日現在で確認できる情報を整理してみます。
草加市長選 現職・山川百合子氏と元市長・木下博信氏が出馬へ
まず草加市です。
草加市長選挙と市議会議員一般選挙は、10月11日(日)告示、10月18日(日)投開票の日程で行われます。市長の任期満了日は10月28日、市議会議員は10月27日です。市議会の定数は28人となっています。
市長選で大きな動きとなったのが、現職の山川百合子市長の再選出馬です。
山川氏は2022年の市長選で3万9,813票を獲得して初当選。前回は当時の現職・浅井昌志氏の3万5,511票を上回り、市長に就任しました。東京新聞デジタルは8月下旬、山川氏が次期市長選への出馬を表明し、「次の4年間でさらなる改革と発展を」と訴えていることを報じています。
これに対して出馬の意向を示しているのが、元草加市長の木下博信氏です。
木下氏は草加市議を8年、市長を9年務め、その後は埼玉県議として11年間活動。2026年8月10日に県議を辞職しました。自由民主党埼玉県支部連合会は7月21日付で、草加市長選で木下氏を推薦すると発表しています。東京新聞も木下氏の出馬表明を報じています。
現時点では、2022年に初当選した現職の山川氏と、かつて草加市長を務めた木下氏という、経歴の異なる2人が出馬を表明している状況です。
ただし、告示は10月11日です。今後ほかの立候補者が名乗りを上げる可能性もあるため、現段階で「2人だけの選挙になる」と決まったわけではありませんのでご注意を。
市議選も同じ10月18日 28議席をめぐる選挙へ
草加市では、市長選だけでなく市議会議員選挙も同じ日に行われます。
市選挙管理委員会は8月22日、立候補を予定する人を対象にした説明会を市役所本庁舎で開催しました。立候補に必要な手続きや書類の記載方法などを説明するもので、市長選、市議選ともに本番へ向けた準備が進んでいます。
市議会の定数は28人。正式な立候補者は10月11日の告示を経て確定するため、8月30日の段階では候補者名簿はまだ確定していません。
ちなみに前回、2022年の市長選・市議選の投票率はいずれも40.70%でした。市長だけでなく、市政をチェックし条例や予算を審議する28人の議員を同時に選ぶことになります。
今回は市長選の顔ぶれだけでなく、市議会がどのような構成になるのかも大きなポイントになりそうです。
三郷市は5期20年の木津市長が引退 新しい市長を選ぶ選挙に
続いて三郷市です。
三郷市長選挙は、10月25日(日)告示、11月1日(日)投開票。現職市長の任期満了日は11月13日です。立候補予定者説明会は8月28日に三郷市役所で開催されました。
今回の最大のポイントは、現職が立候補しないことです。
木津雅晟市長は6月9日、今期限りでの引退を表明しました。木津氏は5期20年にわたって市長を務めており、「5期20年をひとつの節目」として市長の職を退く考えを明らかにしています。
そのため、今回は20年ぶりに新しい市長が誕生することになります。
長く続いた市政から次の体制へ――。三郷市にとっては、ひとつの大きな節目の選挙と言えそうです。
三郷市長選では森健太郎氏、美田宗亮氏が立候補を表明
8月30日現在、明確に立候補を表明していることを確認できるのは、森健太郎氏と美田宗亮氏です。
森氏は38歳、無所属。楽天、アマゾンジャパン、楽天モバイル、みずほフィナンシャルグループなど民間企業で勤務してきた経歴を持ち、6月2日に立候補を表明しました。本人の公式サイトでは、行政の効率化やデジタル化、子育て、まちづくりなどについて考えを発信しています。
もう一人が美田宗亮氏、53歳です。埼玉県議を3期、三郷市議を2期務めた経歴を持ち、7月30日に無所属での立候補を表明。自民党の推薦を受けるとされています。地域の防災や経済、教育、災害時の医療体制などを課題として挙げています。
民間企業での経験を前面に掲げる森氏と、市議・県議として地域政治に携わってきた美田氏。現時点では、異なるキャリアを持つ2人が新しい三郷市政を目指して動き始めています。
なお、選挙情報サイト「選挙ドットコム」では、現職の三郷市議・武居弘治氏も「予想される顔ぶれ」として掲載されています。三郷市公式サイトでも武居氏が現在6期目の市議であることは確認できますが、同サイトの候補者情報は「確定情報ではない」とされています。8月30日未明までに確認できた報道や本人の公式発信などからは、市長選への明確な立候補表明を確認できなかったため、本稿では一旦「立候補表明済み」とは扱っていません。
草加は「現職か、元市長か」、三郷は「20年ぶりの新体制」へ
こうして並べてみると、今年秋の2市の選挙はそれぞれ違った意味を持っています。
草加市では、現在の市政を続けるのか、それとも元市長が再び市政を担うのか。その選択がひとつの軸となりそうです。さらに同時に28人の市議を選ぶため、市長と議会の双方が今後4年間の草加市政を左右します。
三郷市では、20年間続いた木津市政が終わり、新しいリーダーへバトンが渡ります。これまでの市政をどこまで引き継ぎ、どこを変えるのか。候補者それぞれの政策がより具体的になってくるにつれ、選挙の違いも見えやすくなってきそうです。
八潮市に暮らしていると、草加市も三郷市も買い物や通勤、医療、道路など、日常生活で行き来する機会の多い身近な街です。行政区域は違っても、交通、防災、地域経済など県東南部全体で関わるテーマは少なくありません。
まだ選挙本番までは時間があります。これから出てくる公約や新たな立候補表明なども含め、「誰が出るのか」だけではなく、「これから街をどうしていきたいのか」にも注目していきたいところです。
選挙日程
- 草加市長選挙・草加市議会議員一般選挙:2026年10月11日(日)告示、10月18日(日)投開票
- 三郷市長選挙:2026年10月25日(日)告示、11月1日(日)投開票
※本稿は2026年8月30日午前1時台(日本時間)までに確認できた、草加市・三郷市の選挙管理委員会、公表資料、候補予定者・政党の公式発信、報道機関の記事をもとに整理しています。立候補者は告示日の届け出をもって確定するため、今後状況が変わる可能性があります。
主な出典・確認日
草加市選挙管理委員会「草加市議会議員一般選挙及び草加市長選挙の選挙期日の決定について」(2026年3月2日更新)、同「立候補予定者説明会」(2026年7月1日更新)、自由民主党埼玉県支部連合会「草加市長選挙について」(2026年7月21日)、草加市「2022年11月5日号 広報そうか」、東京新聞デジタルの草加市長選関連報道、三郷市選挙管理委員会「三郷市長選挙の日程等が決まりました」(2026年3月3日更新)、埼玉新聞「三郷市の木津雅晟市長、引退を表明」(2026年6月9日)、各立候補表明者の公式発信など。いずれも2026年8月30日確認。
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。とある町会役員。
八潮市の他、生活エリアである近隣の情報など拾っています。

