チュウ4人孔の開口部は復旧完了 一時的な臭気発生の可能性も、県が9月の工事予定を公表

八潮市で発生した道路陥没事故をめぐり、埼玉県下水道局は「道路陥没事故に関する かわら版 令和8年8月25日号」を公表しました。資料では、事故現場周辺で進められている復旧工事について、2026年9月の主な工程や現在の進捗状況が紹介されています。
9月は、下水を迂回させるために設置した仮排水管の撤去や開口部の閉塞、下水管渠周辺の埋め戻しなどが引き続き進められる予定です。一方、作業内容によっては一時的に臭気が発生する可能性もあるとして、県では消臭対策やパトロールを続けるとしています。
9月も3つのエリアで復旧工事を継続
資料1ページの工程表によると、9月の工事は大きく3つのエリアに分けて進められます。
「仮排水管部」では、9月上旬から下旬にかけて仮排水管の撤去工と開口部閉塞工を実施。「下水管渠復旧部」では、下水管周辺の埋め戻し工が続きます。
また、「雨水管復旧部」では、仮雨水管の維持管理や雑工が9月を通して行われる予定です。
工事は原則として土曜・日曜を休工とし、緊急対応や夜間にしか行えない作業を除いて昼間の時間帯に実施されます。天候や施工状況によって工程が変更される場合があります。
「チュウ4人孔」の開口部は復旧完了

今回のかわら版では、復旧が一段階進んだ場所についても報告されています。
5月25日号で案内されていた「チュウ4人孔開口部」の復旧工事はすでに完了。今後は周囲の埋め戻しに合わせながら、人が昇り降りするマンホール部分の復旧を進めていくとしています。
一方で、新たに「流入立坑」部分の復旧工事にも着手しました。
流入立坑は、下水を迂回させるための仮排水管と下水管が合流する場所に設けられた施設で、下水管の上部に開口部があります。今回、この開口部を閉じるための工事が進められます。
工事中、一時的に臭気が発生する可能性

流入立坑の工事では、開口部を閉塞するために仮蓋を撤去する必要があり、作業する時間帯などによっては一時的に臭気が発生することが予想されています。
県では対策として、下水へ直接投入している消臭用薬剤を強化するほか、消臭剤の噴霧、作業終了後の再密閉などを実施。毎日行っている臭気パトロールでも状況を確認するとしています。
この工事が完了すると、救出に伴う土木的措置によって開放されていた下水管の開口部は、すべて密閉されることになります。
現場周辺では長期間にわたって工事が続いているだけに、近隣に住む方や通行する方にとっては、工事の進み具合や臭気への対応も気になるところです。今回の流入立坑の復旧は、事故後に開放されていた下水管を元の状態へ近づけていく工程のひとつとなります。
金属メッキの腐食など、補償の申し込みも受付中
あわせて県では、現場で発生している硫化水素の影響を否定できないとして、自動車のエンブレムやシャワーヘッド掛け、水道の蛇口など、金属メッキ部分に生じた黒色の腐食について、部品交換などにかかる費用の補償を行っています。
営業補償や電気代などの補償、脱臭機の配付についても申し込みを受け付けており、示されている補償内容だけではカバーできない実際の被害については個別に相談に応じるとしています。
電話相談窓口の専用ダイヤルは「048-830-5988」で、受付時間は平日の午前9時から午後5時までです。また、八潮市による健康相談は健康増進課(保健センター)が受け付けています。
事故現場では、目に見える道路の復旧だけでなく、地下の下水管や雨水管、仮設設備を一つずつ元の状態へ戻していく工事が続いています。9月も複数の工程が並行して進められるため、現場周辺を利用する際は、今後公表される工事情報にも引き続き注意しておきたいところです。
出典:埼玉県下水道局「道路陥没事故に関する かわら版 令和8年8月25日号」(2026年8月19日発行)
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。とある町会役員。
八潮市の他、生活エリアである近隣の情報など拾っています。












