軽・二輪と普通車は約1割引き上げ 中型・大型・特大車は2027年6月末まで据え置き

八潮から都心方面へ車やバイクで出かける際、利用する機会も多い首都高速道路。その通行料金が、2026年10月1日(木)午前0時から改定されます。
「やしおん」でも8月3日に料金改定についてお伝えしましたが、今回は特に気になるバイク・軽自動車の料金も含め、あらためて変更点を整理してみます。
今回の改定では、軽自動車・二輪車のETC基本料金の上限が、現在の1,590円から1,740円へ150円アップ。普通車は1,950円から2,130円へ180円アップします。
ここで注意したいのは、「バイクで首都高に乗ると一律1,740円になる」というわけではないこと。1,740円はあくまで軽・二輪車の上限料金で、ETC利用では走行距離に応じて料金が決まります。
1kmあたりの料金水準は約10%アップ
首都高速道路株式会社によると、今回の料金改定では、普通車を基準とした1kmあたりの料金水準が、
29.52円/km → 32.472円/km
となり、約10%引き上げられます。
一方、普通車の下限料金300円は据え置き。上限料金が適用される距離についても、現在と同じ55.0kmが維持されます。
全車種を合わせた平均改定率は8.1%です。
車種別の上限料金は次のようになります。
| 車種 | 現在 | 改定後 |
|---|---|---|
| 軽自動車・二輪車 | 1,590円 | 1,740円 |
| 普通車 | 1,950円 | 2,130円 |
| 中型車 | 2,310円 | 2,520円 |
| 大型車 | 3,110円 | 3,410円 |
| 特大車 | 5,080円 | 5,570円 |
軽・二輪では150円、普通車では180円、中型車では210円、大型車では300円、特大車では490円の引き上げとなります。
20km走る普通車なら810円から880円に
長距離利用だけでなく、普段使いでも少しずつ負担は増えます。
以前「やしおん」でお伝えした例では、首都高の平均的な移動距離とされる20kmを普通車で利用した場合、現在の810円から880円へ70円増える見込みです。
1回だけなら数十円の違いですが、仕事や通勤などで週に何度も利用する方にとっては、1カ月、1年と積み重なると気になる金額になってきます。
大型車などは10月からすぐには値上げされません
ここは少し仕組みが複雑です。
中型車・大型車・特大車についても新しい料金水準は設定されていますが、2026年10月1日から直ちに値上げされるわけではありません。
物流などを担う道路運送事業者が、上昇するコストを運賃へ適切に価格転嫁できる環境を整えるための特別措置として、
2026年10月1日~2027年6月30日の9カ月間
は、中型車・大型車・特大車の料金が現在の水準に据え置かれます。
実際に改定後の料金が適用されるのは、2027年7月1日からです。
「大型車も10月1日から3,410円」と思ってしまいそうですが、実際には約9カ月遅れての適用となります。
八潮には「八潮」と「八潮南」、2つの出入口
八潮市内には、首都高6号三郷線の八潮出入口と八潮南出入口があります。
都心方面への通勤や仕事、買い物やレジャー、羽田空港方面への移動など、一般のドライバーにとって身近なのはもちろん、物流施設や事業所の多い八潮にとって、首都高は地域産業を支える重要な交通インフラでもあります。
そのため今回の改定は、「首都高の話」とひとことで片づけられない、八潮周辺にとっても身近な変更と言えそうです。
特にバイクを利用して都内へ出かける方にとっても、軽・二輪の上限が1,740円になるという点は覚えておきたいところです。
値上げの背景に労務費・材料費の高騰
では、なぜ今、料金が引き上げられるのでしょうか。
首都高速道路株式会社は、今回の料金改定について、近年の急激な労務費や材料費の高騰による維持管理コストの上昇を理由に挙げています。
首都高には長期間利用されている構造物も多く、安全な道路サービスを維持するには、日常的な点検や補修、更新工事が欠かせません。
また、こうした維持管理を支えるエッセンシャルワーカーへ適正な労務費を確保していくことも、今回の料金改定の背景にあると説明しています。
大口割引などは2031年3月末まで継続
値上げだけではありません。
現在行われている大口・多頻度割引の最大45%への割引率拡充措置や、「都心流入割引」「都心流入・湾岸線誘導割引」については、2031年3月31日まで継続されます。
ただし、中型車・大型車・特大車については、2030年7月1日から2031年3月31日までの9カ月間、大口・多頻度割引の最大割引率が45%から25%へ縮小される予定です。
また首都高では、普通車や軽自動車、二輪車のETC利用者を対象に、土日祝日に一定エリアを定額で利用できる「湾岸・横浜エリア周遊パス」の導入も検討されています。
こちらは2026年8月23日時点では検討段階のため、今後の正式発表を待ちたいところです。
10月から変わるのは、まず軽・二輪と普通車
今回の料金改定をシンプルに整理すると、まず覚えておきたいのはこの2点です。
2026年10月1日から
- 軽・二輪の上限:1,590円 → 1,740円
- 普通車の上限:1,950円 → 2,130円
そして、
2027年7月1日から
- 中型車・大型車・特大車にも改定後の料金を適用
という流れになります。
ETCでは利用区間によって実際の料金が異なるため、上限料金だけを見て「全部この金額になる」と考える必要はありません。
とはいえ、首都高を日常的に利用している方には、じわりと効いてきそうな今回の改定。
八潮から都心や横浜方面へ向かう予定がある方、仕事で頻繁に首都高を利用する方は、10月1日から料金が変わることを覚えておくとよさそうです。
出典
首都高速道路株式会社「2026年10月1日から首都高速道路の料金が変わります」2026年7月31日発表
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。長年ベンチャー企業でエンタメ業界や株式公開など、色々ともまれまして、現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。とある町会役員。














