八潮道路陥没事故から1年5か月 車や住宅設備の「さび・変色」補償申請は9月30日まで

車のメッキ部品だけでなく、蛇口やシャワーヘッド、自転車、アクセサリーなども対象 埼玉県が申請を呼びかけ

八潮・松戸草加線が暫定開通 道路陥没事故から1年4ヶ月ぶりに交通再開

仮復旧した松戸草加線

埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没事故から、6月28日で1年5か月が経過しました。現在も現場では復旧工事が続くなか、事故の影響とみられる金属製品の「さび」や「変色」に対する補償制度について、埼玉県が改めて申請を呼びかけています。

この事故では、破損した流域下水道管から発生した硫化水素の影響により、現場周辺で自動車のメッキ部品や住宅設備、金属製品などに腐食(さび)や変色が生じたとの報告が相次ぎました。

県は、硫化水素との因果関係を完全には否定できないことから、対象となる物品の交換費用や修復費用を補償しています。

補償の対象となるのは、自動車のエンブレムやメッキパーツのほか、自転車、浴室のシャワーヘッドや蛇口、住宅設備、金属製のアクセサリーなど、自動車以外の金属メッキ部品にも広がっています。

県によると、6月15日時点で補償の申請件数は73件に上っており、このうち自動車のメッキ部品が48件、住宅設備や備品など自動車以外が25件でした。補償金の支払いは、自動車関係が19件、自動車以外が10件で完了しています。

また、周辺419世帯と90事業者を対象とした金銭補償については、申請件数が458件となり、対象のおよそ9割が申し込みを済ませています。家屋への影響については48件の調査希望が寄せられており、県は7月から8月にかけて現地調査を実施する予定です。

一方、住民から健康への影響に関する相談も寄せられていますが、現時点で健康被害に対する補償が認められたケースはなく、提出された診断書などをもとに県が内容を確認しているということです。

事故現場周辺では現在も復旧工事が続いています。4月には県道の4車線のうち2車線で通行が再開され、交通量は事故前のおよそ8割まで回復していますが、復旧工事は今後も続く見込みです。

なお、金属製品などの腐食(さび)・変色に関する補償の申請期限は2026年9月30日まで延長されています。

現場周辺にお住まいの方や事業者で、車のメッキ部品や住宅設備、金属製品などに気になる変色や腐食が見られる場合は、対象となる可能性があります。まだ申請をしていない方は、期限までに埼玉県の案内を確認し、手続きを行うことをおすすめします。

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