全体では前年度比400人減、八潮フロンティア高校は普通科・ビジネス探究科各120人で開校

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埼玉県はこのほど、令和8年度(2026年度)における公立高等学校第1学年の生徒募集人員の概要を発表しました。全日制・定時制・通信制・専攻科・県立中学校を含めた総募集人員は35,080人となり、前年度(令和7年度)と比べて400人の減少となります。
これは「魅力ある県立高校づくり第2期実施方策」による募集枠の見直しが影響しており、一部の学校で募集停止や減員が行われる一方、新設・再編校では増員も見られました。
八潮市民にとって注目すべき点は、八潮高校と八潮南高校が統合され、令和8年度新設される「八潮フロンティア高校」の生徒募集。同校では「普通科」「ビジネス探究科」として、各120名の募集が設定されており、特に「ビジネス探究科」の専門性の高い商業系教育を通じた実践的な学びが期待されています。
なお、八潮市近隣の草加市では、草加西高校の普通科募集人員が240人と前年度より40人の減少となり、周辺地域でも定員調整が行われていることが分かります。
今回の発表では、外国人特別選抜による募集や、定時制・通信制の定員も含めて細かく定められており、進路選択を控える中学3年生やその保護者にとっては重要な情報となります。
県では引き続き、地域に根差した特色ある教育の充実と、適正な募集枠の維持に取り組んでいく方針です。最新情報は、埼玉県教育委員会の公式サイトや各高校の説明会などでご確認ください。