県が5月中に開催予定、工事の影響や補償について住民の声を聞く場に

現在の工事の状況
埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を巡り、大野元裕知事は5月7日の定例会見で、現場周辺の住民を対象とした説明会を5月中にも開催する意向を示しました。
今回の説明会では、工事の進行状況や今後の見通しを住民に説明するほか、生活への影響に関する意見や懸念を直接聞き取ることが目的です。県は今年2月にも住民説明会を開いていますが、その後も工事の音や振動、臭いなどについて多くの相談が寄せられており、対応策として家屋調査や脱臭機の貸し出しを実施しています。
大野知事は「営業補償を含め、さまざまな補償を求める方が出てくることが想定される」とした上で、住民説明会の場で丁寧に意見を聴取し、原因究明を行っている第三者委員会の結論を待って「責任に応じてしっかり対応したい」と述べました。
県は、住民の不安を軽減し、信頼回復を図るため、透明性のある対応を進めていくとしています。