JRをはじめとした鉄道各社で、精神障がい者保健福祉手帳を持つ方への運賃割引が実施されます。

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令和7年4月1日より、精神障がい者の方を対象とした精神障がい者の割引制度が、JRグループをはじめとした各鉄道会社で新たに始まりました。これは、精神障がい者の社会参加や移動のしやすさを支援する重要な取り組みです。
■ 割引の対象となる方
対象となるのは、「精神障害者保健福祉手帳」に「旅客鉄道株式会社等旅客運賃減額第1種」または「第2種」の記載がある方です。
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第1種:精神障害者保健福祉手帳1級所持者
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第2種:精神障害者保健福祉手帳2級または3級所持者
ただし、以下の場合は割引対象外となりますのでご注意ください。
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「第1種」「第2種」の記載がない手帳
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有効期限が切れている手帳
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写真のない手帳
記載を希望される方は、精神障害者保健福祉手帳を持参のうえ、市の障がい福祉課窓口へお越しください。本人以外でも、家族や医療機関職員の方が代行することも可能です。なお、令和7年4月1日以降に発行される手帳には、あらかじめ「第1種」「第2種」の記載欄が設けられる予定です。
■ JRグループでの割引内容

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【介護者と一緒に利用する場合】
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第1種の方と介護者:普通乗車券・回数券・急行券・定期券が5割引
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12歳未満の第2種の方と介護者:定期券が5割引
※介護者は1名までが割引対象となります。
【本人が単独で利用する場合】
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片道100キロ超の普通乗車券に限り、第1種・第2種の方どちらも5割引
詳細は、JRグループの公式サイトをご確認ください。
■ その他の鉄道会社の対応
JR以外の鉄道各社でも割引制度が導入されますが、内容は会社ごとに異なります。割引開始日、対象区間、割引率、介護者の扱いなどの詳細については、各鉄道会社に直接お問い合わせください。
移動の自由は生活の大きな一部。今回の制度開始により、多くの方の暮らしがより豊かで安心なものになることが期待されます。対象の方は、ぜひこの機会にご自身の手帳を確認し、制度をご活用ください。