【注意喚起】埼玉県内で今年5例目の麻しん(はしか)患者を確認

ワクチン未接種の方は特に注意を/医療機関受診時は事前連絡とマスク着用を徹底

風邪マスクを付けて頭痛がする女性

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埼玉県は、令和7年3月28日(金)、県内で今年5例目となる麻しん(はしか)患者の発生を確認したと発表しました。患者は30代の男性で、発症前に海外渡航歴があり、発症後には不特定多数の人と接触した可能性もあることから、県は広く注意を呼びかけています。

患者の概要

  • 年齢・性別:30代・男性

  • 主な症状:発熱、発疹、咳、結膜の充血

  • 発症日:令和7年3月22日(土)

  • ワクチン接種歴:1回接種

  • 渡航歴:3月8日~14日にベトナム滞在

接触の可能性がある施設(群馬県)

患者は発症当日、以下の施設を利用していました。

  • 施設名:居酒屋ごはん イノザキッチン(群馬県高崎市)

  • 利用日時:令和7年3月22日(土)18時~22時

※施設への直接のお問い合わせは控えてください。

この時間帯に該当施設を利用された方で、ワクチン未接種の方は特に注意が必要です。21日以内に発熱や発疹などの症状が現れた場合は、事前に医療機関に連絡し、マスクを着用のうえ、公共交通機関の利用を避けて受診してください。

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麻しんの特徴と予防

麻しんは感染力が極めて強い感染症で、免疫のない人のほとんどが発症するとされています。主な症状は以下の通りです。

  • 潜伏期間:約10~12日

  • 初期症状:38℃程度の発熱、咳、鼻水など風邪のような症状

  • 発疹出現:2~3日後に39℃以上の高熱と赤い発疹

感染予防の基本は「ワクチン接種」

麻しんの最も有効な予防方法はワクチン接種です。2回接種による免疫獲得率は97~99%以上とされており、発症を防ぐ効果が非常に高いとされています。

<定期接種の対象>

  • 第1期:1歳児

  • 第2期:小学校就学前の1年間

まだ予防接種を受けていない方は、早めにかかりつけ医にご相談ください。

現時点での感染リスクについて

麻しんウイルスの空気中での生存時間は2時間未満とされており、現在、患者が利用した施設を使用しても感染の心配はないとされています。

なお、保健所は該当患者と20分以上接触した可能性のある方に対し、健康観察を実施しています。

麻しん発生状況(埼玉県)

【埼玉県における麻しん発生状況(年度別・患者数)】

  • 平成31年(2019年):35人
  • 令和2年(2020年):0人
  • 令和3年(2021年):1人
  • 令和4年(2022年):0人
  • 令和5年(2023年):0人
  • 令和6年(2024年):8人
  • 令和7年(2025年):4人(※3月17日~3月23日までの速報値)

【全国における麻しん発生状況(年度別・患者数)】

  • 平成31年(2019年):744人
  • 令和2年(2020年):10人
  • 令和3年(2021年):6人
  • 令和4年(2022年):6人
  • 令和5年(2023年):28人
  • 令和6年(2024年):45人
  • 令和7年(2025年):32人(※3月10日~3月16日までの速報値)

相談・問い合わせ先

感染が心配な方や不明点のある方は、最寄りの保健所または下記へご連絡ください。

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