地域の防災意識を高める新たな取り組み

画像は府中市の想定浸水深表示看板 参考
八潮市では、市民が日常的に水害の危険性を認識し、迅速な避難行動に繋げることを目的とした「まるごとまちごとハザードマップ」を導入しています。
この取り組みは、市内の電柱や公共施設に河川氾濫時の浸水深を示す標識を設置し、地域全体をハザードマップとして見立てるものです。
電柱や公共施設に想定浸水深の標識を設置

八潮市 公式サイトより
市内の電柱には、最大の浸水が想定される利根川・中川・綾瀬川の氾濫時の浸水深を示す看板と、その高さを示すテープが設置されています。これにより、住民は自分の生活圏で実際にどの程度の浸水リスクがあるのかをリアルに体感することができます。
また、市民がよく利用する金融機関や大型スーパー、ドラッグストア、コンビニ、公園のトイレ、公共施設などにも「想定浸水深表示ステッカー」を掲示。日常生活の中で水害のリスクを意識し、防災意識を高めることが狙いです。
このような取り組みは、全国の自治体でも整備が進められています。
117カ所に設置、さらなる普及を目指す

想定浸水深表示看板 設置例
八潮市では令和5年度に44カ所、令和6年度には73カ所の標識を設置予定で、合計117カ所に想定浸水深の情報を掲示します。さらに「八潮市洪水・地震ハザードマップ」のさらなる普及と活用を促進します。
「浸水ナビ」でさらに詳細な情報を確認
国土交通省が提供する「浸水ナビ」では、特定の地域や通勤・通学ルートの浸水リスクをより詳細に確認することが可能です。アニメーションを用いた視覚的なシミュレーションで、浸水の広がり方を分かりやすく把握できます。
災害に備えて、日頃から防災意識を!
この「まるごとまちごとハザードマップ」は、平時から水害の危険性を意識し、発災時には迅速な避難につなげるための重要な取り組みです。日頃から自分の住む地域のリスクを把握し、いざという時の備えを万全にしましょう!
お問い合わせ
八潮市 生活安全部 危機管理防災課
所在地:〒340-8588 埼玉県八潮市中央一丁目2番地1
電話:048-996-2111(内線804)
FAX:048-995-7367