【六町駅前】複合商業施設計画が白紙に 東神開発が事業撤退申し出 区は再検討へ

高騰する建設費が影響、8月に住民説明会を開催予定

予定されていた六町駅前の複合商業施設計画イメージ 足立区公式サイトより

予定されていた六町駅前の複合商業施設計画イメージ 足立区公式サイトより

足立区が推進していた六町駅前区有地の複合商業施設開発計画について、事業者である東神開発株式会社が撤退を申し出ていたことが明らかになりました。

令和7年6月9日、同社より「工事費の高騰により事業収支が見込めず、撤退したい」との口頭による申し出があり、現在、足立区と東神開発との間で対応協議が進められています。

TX六町駅

TX六町駅

同計画は、つくばエクスプレス六町駅前の区有地を活用し、地域の交流拠点としての複合商業施設および駐輪場の整備・運営を行うもので、開発事業者には高島屋グループのデベロッパーである東神開発が選定されていました。2026年度中の開業を目指していましたが、物価上昇や建設コストの高騰が事業採算性を圧迫し、計画の継続が困難となったものと見られます。

足立区では、これまでにも計画の見直しや土地引渡し日の変更、事業延伸の説明会を開催してきましたが、今回の撤退表明により計画は実質的に白紙となる見通しです。

今後は、複合商業施設の誘致という基本方針は維持しつつ、再び民間事業者へのヒアリングを実施し、現実的かつ持続可能な条件のもとで再公募を視野に入れた検討を進めていくとしています。区では、8月をめどに近隣住民向け説明会を開催し、撤退に至った経緯および今後の方向性について丁寧に説明する予定です。

【これまでの経緯(一部抜粋)】

  • 令和5年3月:東神開発を事業者に選定
  • 令和5年8月:新施設計画に関する住民説明会開催
  • 令和6年3月:工事費高騰により整備計画延伸の相談
  • 令和7年6月:事業撤退の申し出(口頭)

区は、「まちのにぎわいと利便性を高めるための重要な拠点」と位置づけていた六町駅前の再開発を、引き続き実現すべく対応を進めるとしています。

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