埼玉県八潮市の道路陥没事故:初の住民説明会で工事進捗と安全対策を説明

74歳トラック運転手の捜索続行、避難解除後の現場で住民の不安の声が相次ぐ中、県はバイパス工事を5月中旬完了目指す

説明会 イメージ

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埼玉県八潮市で先月28日に発生した道路陥没事故を受け、県は2月22日(土)、現場周辺の住民を対象に初の説明会を開催しました。

事故では転落した74歳のトラック運転手の安否が依然として不明であり、捜索の準備が進められているほか、現場周辺では避難要請が実施されていましたが、県は地盤補強作業を完了したことから、今月19日に対象住民47人への避難要請を解除しました。

午後2時からは、現場近辺に住む138世帯を対象とした説明会が行われ、県は男性運転手の捜索に向けた工事の進め方や、破損した下水管に汚水が流れ込むのを防止するためのバイパス工事について、5月中旬までの完了を目指す方針を伝えました。

大野元裕知事は、要望を丁寧に伺いしながら工事等を進めていく所存と述べ、住民への寄り添った対応を強調しました。説明会では、1時間余りにわたる質疑応答が行われ、住民からは悪臭、工事による振動、交通規制など、日常生活への影響についての不安の声が相次ぎました。

参加者の方は、工事の振動により駐車場にひびや、家の壁の亀裂などによる家屋の安全が心配と訴え、別の方は、自宅から20~30メートル先には崖があることや、現在、毎日続くあの光景と悪臭にさらされるのは耐え難いと不安を表明しました。

また、汚水の悪臭と下水管内で発生する可能性のある硫化水素についての懸念も示され、県側は「地上では硫化水素は検出されていない」と説明しました。

大野知事は記者団に対し、住民が事故に対して大きな不安を抱えているのを痛感し、今後もこれまで以上に丁寧で寄り添った対応をしていくと述べ、県の対応への真摯な姿勢を示しました。

事故発生後、捜索活動や復旧工事、そして避難解除などの対応が進む中、住民からは復旧工事の長期化への懸念や、工事に伴う生活環境への悪影響についての声が根強く上がっています。

県は今後も住民との対話を重ねながら、安全かつ迅速な復旧に努める方針です。

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