地名を守る想いを一口に込めて
八潮市の和菓子店「菓子道楽 杵屋」が、新商品「垳(がけ)っプチ饅頭」を発売しました。この饅頭は、全国でも唯一とされる地名「垳(がけ)」をPRするために企画されたものです。
八潮市南部に位置する「垳」は、東京都と接する地域として知られていますが、近年、土地区画整理事業に伴い、旧地名が行政区画の大きな地名に統合されるケースが増加。これにより「垳」という名前の存続が危ぶまれていました。
市民団体「八潮の地名から学ぶ会」は、この状況を危惧し、地名の知名度向上を目的に和菓子としての商品化を提案。「菓子道楽 杵屋」がその想いを受け止め、垳の名前を冠した饅頭を開発しました。
饅頭には、八潮市産の白玉粉、北海道十勝産の小豆、沖縄県産の黒砂糖が使用されており、地元と全国各地の素材が融合した一品に仕上がっています。
「垳っプチ」という商品名には、「地名の存続が崖っぷちにある」というメッセージが込められています。
「菓子道楽 杵屋」の村山社長は、「もちもちとした食感と、控えめながらもコクのある甘さが自慢。地元の和菓子店として、垳という地名を守る取り組みに貢献できれば光栄です」とコメントしています。
「垳っプチ饅頭」は1個100円(税込)で販売中。もちもちの食感と地名を守る想いを、ぜひ味わってみてください。
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいて20年以上ネットマーケティングやWEBの世界にいます。
本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。強面ですが下戸なんです。