[5位~1位]アド街ック天国「埼玉八潮」ベスト20を改めてご紹介 2022/12/10

アド街ック天国「埼玉八潮」ベスト20をちょっと掘り下げてみました

 

先日2022年12月10日(土)に放送になりましたテレビ東京「出没!アド街ック天国」はご覧になりましたでしょうか。実は10月にテレビの制作会社さんからご連絡を頂きまして、ちょっとだけ協力させていただき、我々の方でもおススメのスポットや企業、お店等のおススメをご紹介させていただいたり、素材を提供させていただきました。

少しだけ当方のクレジットも入れていただけたようで、嬉しいです。まあ、お気づきになられなかった方も多いと思いますが(笑)。

まあそんなわけで、「へー知らなかった」というトコロも多々あったかと思われますので、改めてランキングに沿ってご紹介させていただきますね。私たちもまだ訪れたことのないトコロも多くて、非常に恐縮なのですが、参考になれば幸いです。

5位 カラチの空

カラチの空

「ヤシオスタン」がくれば「カラチの空」。てっきりヤシオスタンのくくりになってしまうのかなと思っていたのですが、堂々の単独のランクイン。

八潮駅から徒歩20分位の場所に位置する「カラチの空」は、雑誌dancyuでも取り上げられ、本格的でディープなパキスタン料理を提供するお店として、インド・パキスタン料理通の間では知られているようです。お店の中に一旦入ると、そこでは現地の雰囲気をそのまま感じることが出来ます。味だけでなく、雰囲気も含めて異国のディープな体験をしたい人には、ぜひお勧めしたいパキスタン料理のお店。

多くのカレー好き芸能人も来店。先日はドラマにも出演されてました。

4位 八篠八幡神社

 

先日、八潮市で初めての国登録文化財に認定されました「八條八幡神社本殿」が取り上げられました。

八條八幡神社は宝徳年間(1449~1452)に山城国から八幡大神、武蔵国岩槻から久伊豆大神、同大宮から氷川大神の三神を併せ祀ったのが始まりと伝えられています。他の八幡神社と呼び分けるために「八條八幡神社」と呼称します。

登録文化財となる本殿は明治24年(1891)に再建されたもので、おびただしい彫刻が目につきます。柱や桁の木口の丸彫彫刻は勿論、向拝柱には昇降対になった竜の彫刻が見られ、柱や桁等が交差する隙間には、厚肉彫りの人間や鳥獣を施し、桁や梁の表面にも水波文様やそこに遊ぶ魚類があふれるように配されています。中でも注目されるのは両側面及び妻飾の彫刻で、明治22年2月11日に公布された「大日本帝国憲法」の発布式や御前会議の様子を題材としています。西側妻飾には、明治天皇と思われる人物から「憲法」と刻まれた奉書を受け取る様子が彫刻されています。

埼玉県内の社寺建築は江戸時代から彫刻類で満たされるようになり、この本殿もその特質をよく受け継いでいます。一方で彫刻の題材は、明治時代以降の社会情勢を投影した大日本帝国憲法発布式及び御前会議を画題としており、時事を題材とする彫刻は希少です。

ちなみに、もう一件、同様に国登録文化財に認定されたのが「恩田家住宅主屋・恩田家住宅蔵」。こちらは明治・大正期に八潮の伝統産業である染色業を家業とした家で、明治30年に蔵、大正6年に主屋が建築されました。

主屋は木造平屋建て、寄棟造り桟瓦葺きで、建築当初は西側の庭園に近い3室(トコノマ・ナカノマ・ゲンカンノヘヤ)につながる部分を独立した式台玄関ではなく出入口風に作り、南面に下屋がありました。こうした客座敷前面に入側玄関を設ける例は松戸や流山周辺に広く見られる間取り形式で、その影響を受けたものと考えられます。昭和41年に大きく改修して独立した入母屋造玄関となりますが、縁側として当時の下屋の様子を今に伝えます。

恩田家住宅主屋・恩田家住宅蔵

3位 小松菜

 

いやあ、なんかざっくりと紹介されましたね(笑)。

特産品の「小松菜」。八潮だけじゃないという声も多いですが、市の特産品として強烈にプッシュしているのが八潮市だと思っていただければ。

じゃあ小松菜とは何ぞやということで、wikipediaによると、

「コマツナ(小松菜、学名: Brassica rapa var. perviridis)とは、アブラナ科アブラナ属の野菜の1種である。冬菜(フユナ)、鶯菜(ウグイスナ)とも呼ばれる。冬場が旬のビタミン、鉄分、カルシウムが豊富な緑黄色野菜で、関東・東京地方での生産量が多い。江戸時代から栽培されてきた東京の小松川界隈が発祥の漬け菜で、クセがなく様々な料理に使え、正月の関東風の雑煮に欠かせない。」

市内でも「はぴベジ博」と称したコンテストが毎年恒例になってまして、小松菜を始めとした八潮市指定の「八つの野菜」を使用した料理のコンテストが行われています。

番組の中で紹介された「八潮かりぃ」は、八潮市と包括連携協定を締結した日本薬科大学と市内のカレー屋「きーCurry」さんが産学官共同研究事業として、レトルトカレーの商品を開発。市内の農家さんが丹精込めて育てた小松菜をパウダーにしてカレーに。

パウダーにすることで、生の小松菜よりも栄養素が12倍相当にも増え、エグ味や苦味もなく、小松菜がより親しみやすく、食べやすい本格的なカレーになりました。もちろん、八潮市推奨品となっております。来年は八潮ブランドにはいるかも!?。

きーCurry

そんな「八潮かりぃ」を開発した「きーCurry」さんは八潮市中央に店舗を構える「ちょっぴりインドなカレーバル」。2012年8月4日に市役所の近くにオープン、店舗移転を経て、今年で10周年を迎えます。店主の齊藤公幸(きみゆき)さんの愛称「きー」さんのカレーということでキャッチーな店名の「きーCurry」。

きーCurry

ヤシオスタンと呼ばれるほどパキスタン料理店が立ち並ぶ激戦区の八潮市で、本格的なスパイスを使ったカレーとナンが食べられるお店だけど、日本人がやっているというのは珍しく、安心して入りやすいお店を目指しました。

お店のコンセプトとして「ちょっぴりインド」というキーワードがあるように、スパイスを使用してお店でナンを焼く本格的なカレーだけれど、本場の味が合わない人にも食べていただけるよう日本人が親しみやすいアレンジをして食べやすく、お客様の痒い所に手が届くサービスを提供していきたいそうです。

そういえばこの八潮かりぃ、通常はレトルトカレーとして販売されていますが、アド街に取り上げられたことを記念して、お店で頂く事ができます。12月いっぱいですので、これを機会にぜひ頂いてみてはいかかでしょ。

きーCurry

2位 人気お菓子の直売所

 

いや言われるまで「多い」とは全く思っていませんでしたが、列挙してみると確かに「お菓子の直売」って多いんですね。

モンテールスイーツストップ 八潮工場直売店

モンテールスイーツストップ 八潮工場直売店

当サイトでもすっかりおなじみのモンテールさんの直売所。うれしいことにウチのステッカーもレジ手前でテレビに映り込んでおりました(笑)。

モンテールさんは、「小さな洋菓子店モンテール」などのブランドで、シュークリーム、エクレア、ロールケーキ、ワッフル、クレープ等の洋生菓子、いわゆるチルドデザートを製造。製品は主にスーパーやコンビニ、ドラッグストアなどで販売されており、Yahoo!ショッピングや楽天市場で通信販売も行っています。埼玉県八潮市、茨城県坂東市、岐阜県美濃加茂市、岡山県総社市に、直売所を兼ねた工場があります。

2022年1月に移転・リニューアルされたお店では、定番商品から季節・期間限定商品まで、モンテールのこだわりスイーツが勢揃いする工場直送の直売店。贈り物にぴったりの焼き菓子などの限定商品も用意されておりますので、是非お立ち寄りくださいね。新発売の商品もいち早く購入することができますよ。直売所ならでは。

たまに日本橋の老舗食品「海苔」「佃煮」「鰹節」3社と合同出張特売イベントなども行われていますよ。

菊水堂のポテトチップス
菊水堂のポテトチップス

まさか一括りになるとは。というぐらい今ではメジャーな商品となりつつある「菊水堂」のポテトチップス。

あまりにも身近なもので、実は紹介したことがないんですよね。これを機会に一度キチンと取材させていただきたいと思ってます。

昭和28年創業のポテトチップのメーカー。ネットで購入ができる「できたてポテトチップ」は、厳選した素材を使用し自社工場でポテトチップを生産しそのまま即日発送。いままでなかなか召し上がれなかったできたてのポテトチップがご自宅で頂けます。他のメーカーとの違いとして、素材のこだわりと、菊水堂さん自慢の直火炊き連続チップフライヤーを使用し、フライ油の中を炎が通り抜けていく構造になっており、大量生産には向きませんがじゃがいもの味をいかしたおいしいポテトチップができるとのこと。

直売所では、通販で販売されている「できたてポテトチップ」は販売しておらず、通常商品の「しお」「のり」「コンソメ」などを販売しています。営業時間は平日の9時から17時。ただし販売数は5個限定で、それでも品切れの場合もありますのでご注意を。

 

菊水堂さんの敷地内はいつも搬出入のトラックやお芋のコンテナが行き交っていますので、工場前に車を止めてしまうとちょっと迷惑になってしまいそうなので、くれぐれもご注意くださいね。

 

三黒製菓 埼玉工場

三黒製菓株式会社

(三黒製菓株式会社ホームページより)

たしかに直売やってました。三黒製菓さん。

こちら三黒製菓さんは、1950(昭和25)年、社長の黒川慶一さんの祖父が、3人兄弟で手掛けていた菓子製造業を、それぞれ会社として独立させる形で創業。ジャムやクリームをはさんだサンドやママレードクラッカーなどビスケット加工品、甘納豆の製造を手掛けてられてきました。現在主力商品となっている鈴カステラを作るようになったのは、社長のお父様の代から。かつては鈴カステラのメーカーはたくさんありましたが、数多く廃業、現在では全国で5~6社程のとこと。しかもジャムサンドクラッカーを製造しているのは1社だけだそうです。社名の三黒製菓は「3人兄弟の黒川」に由来しているとのこと。

三黒製菓の埼玉新工場は木曽根にあり、月一で販売会をおこなっています。モンテールさんや菊水堂さんのように常時直売という訳ではありませんので、ご注意くださいね。いつでも行けば買えるという訳ではありませんが、近隣の皆さんは月一での催しを楽しみにしており、段ボール持参で購入されていくようです。

1位 世界に誇るものづくり

 

恐らくは「ものづくり」企業が焦点になるんだろうとは思っていましたが、ズバリでした。しかも結構グローバルな視点から。

ヨネックス株式会社/東京工場第二・第三工場

「あれ?ヨネックスの工場って、草加じゃなかったっけ?」と思われる方多かったと思います。たしかに草加市手代に大きな拠点工場があります。

実はこのヨネックス東京工場が、2015年以降に、シャトル増産などを目的に第二・第三工場が西袋に建設されました。ちょうどレンゴーさんに吉野石膏さんの近く。これはちょっと存じ上げませんでした。よく探したなあ。

ヨネックスさんのシャトル開発の詳しい情報は以下のサイトで読むことが出来ますので、ご参考までに。

【グッズ情報】オリンピック使用球はこうして作られる!〜ヨネックス「トーナメント」の製造現場に潜入!

 

特注照明 LED導光板 YSM ワイエスエム

こちらは二丁目にあるオーダーメイド照明、LED導光板を手掛ける「株式会社ワイ・エス・エム」さん。

わずか6名ほどの会社ですが、板金の技術を使って、特注照明や建築金物を製作。特に面発光を得意とされており、例えばJR九州クルーズトレイン「ななつ星in九州」などの照明にも携わっているとのこと。 最近では照明の自社ブランド「Y.S.M PRODUCTS」を立ち上げ、国内だけではなく海外に向けて販売を開始されました。

と言われてもピンと来ていない方にご説明しますと、例えばこんな照明を作られてます。

プロダクツの詳細はご説明するよりもinstagramでご確認頂いたほうが理解が深まると思います。

驚くべきはその受賞歴。オリジナルプロダクト「NIGHTBOOK」が海外アワードで3つの賞を受賞されています。

 

iF DESIGN AWARD
ドイツ・ハノーファーを拠点とする、デザイン振興のための国際的な組織インダストリー・フォーラム・デザイン・ハノーファー(iF)が1953年から主催し、毎年全世界の工業製品等を対象に優れたデザインを選定しています。iFデザイン賞はIDEA賞(アメリカ)、レッドドット・デザイン賞(ドイツ)と並び「世界3大デザイン賞」と呼ばれています。

Design Intelligence Award 2018
中国がデザイン政策として注力している中、2016年より新しく中国美術学院DIA委員会主催、浙江省政府後援によって設立された中国初の国際デザイン賞。世界の権威あるデザイン賞に早期に肩を並べるべく、世界のデザイン主要団体と連携する形で各国に推薦者と審査員を設け、推薦された作品のみが審査対象となるデザインアワードです。

DFA AWARDS 2018
2003年に香港をアジアのデザイン拠点として位置づけるべく、香港デザインセンターの主催によって開始された世界的なデザイン賞です。 飛躍的な進化を続けるアジア市場にフォーカスし、文化的視点、継続性、伝統と技術、アジア社会への影響度の4つの観点で優れたデザインを評価、毎年、世界20カ国以上、1000件以上のエントリーのある国際的なアワードです。

正に世界をかけるオーダーメイド照明。ご興味のある方は是非会社のサイトをチェックしてみてください。

ちなみに、ワイエスエムさんはDekiTech(デキテク)という埼玉県東部を中心に、中小・小規模事業所の経営者達が立ち上げた【異業種コラボ集団】に参画しています。町工場・職人・デザイナーが作り上げるプロダクトブランド。こだわりのキャンプ用品他製造・販売しています。この辺りも後々ご紹介していこうと思っています。

KOTOBUKI Medical

トリはKOTOBUKI Medical株式会社。

割とメディアに取り上げられることも多くなったこちらの会社が取り扱うのは、医師が手術の訓練に使う模擬臓器。

テレビでも説明があった通り、主な材料はこんにゃく粉。これを模擬臓器として制作し、臓器内の膜や血管の配置、メスで切る感触を精巧に再現しています。2017年の製品化から販売は増え続け、今では世界の医療機器メーカー上位10社のうち半数と取引しています。

元々は金属加工やプラモデルタイヤ製造の下請け企業でしたが、自社の商品をつくりたいとの想いと、医療機器メーカー勤務の友人の相談をきっかけに、腹腔鏡(ふくくうきょう)手術の訓練装置作りを開始。

「気軽に使える模擬臓器で医師の訓練機会を増やしたい」と、15年に開発に着手し、18年にベンチャーとして今の会社を設立し販売を本格化。今では単純な組織から複雑な臓器まで30種類のモデルをそろえ、渋沢栄一ビジネス大賞、ぐん銀ビジネスサポート大賞、医療機器等試作品コンテスト、他多数受賞されています。またクラウドファンディングでは目標額である25,000千円を遥かにしのぐ89,300千円もの資金調達を達成し、その将来が有望視されています。

現在は中央4丁目に事務所を構え、さらなる開発と、国内はもとより海外へのアプローチをおこなっています。

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