友人に喜んでもらえたことから、自宅サロンへ
前半は、「nailsalon kicco*k」の勝山仁子さんと、「つむぎデザイン」の市村愛美さんが登壇。それぞれが、現在の仕事に至るまでの歩みを紹介しました。
八潮市内で自宅ネイルサロンを営む勝山さんは、友人に勧められてセルフネイルを始めたことがきっかけだったそうです。周囲から施術を頼まれるようになり、喜んでもらえるうれしさから、スクールで学び、資格取得を経て開業しました。

「nailsalon kicco*k」の勝山仁子さん

ただ、サロンを始めてからは、資格だけでは対応しきれないことも。一人ひとり異なる爪の状態や生活、お悩みに向き合うため、技術やケアについて学び続けてきたといいます。
今年、サロンは10周年。勝山さんが大切にしているのは、技術を磨くこと、お客様に寄り添うこと、そして自分のサービスの価値を持つことです。
爪をきれいにするだけでなく、忙しい毎日の中でほっとくつろげる時間を届けたい。そんな思いが語られました。
農業と写真を組み合わせ、自分に合う働き方を探す

「つむぎデザイン」の市村愛美さん

市村さんは、食品メーカーで商品企画や広報、パッケージデザインなどを経験した後、自分に合う働き方を模索してきた歩みを紹介しました。
もともと好きだったベランダ菜園から農業に関心を持ち、市役所に相談。会社員として働きながら農業ボランティアや研修に参加し、少しずつ活動を広げていきました。その後、撮影技術を学び、2023年にカメラマンとして開業しています。
農業と写真を組み合わせて生まれたのが、畑での体験と、その時間を写真に残す「はたけ写真館」。アイデアを本格的に考え始めたきっかけには、八潮市商工会の創業塾があったそうです。
一方で、仕事が増えたことで、本来取り組みたい活動に使う時間や余力が足りなくなった経験も紹介。今は、一つひとつの仕事にきちんと向き合えるよう、働き方や事業の仕組みを見直していると話しました。前述の通り、最初の一歩は、市役所に畑の始め方を尋ねる電話だったという市村さん。何かを始めることと、その後も自分のペースを守ること。両方について語られた体験談でした。
子育てとの両立、集客についても率直に

登壇後には質疑応答があり、女性として仕事を続けるうえでの大変さや、集客の方法について質問が寄せられました。
勝山さんは子育てとの両立を振り返り、市村さんは、今後の出産など生活の変化に際して、一人で営む事業をどう続けていくかという不安を共有しました。
集客について、勝山さんはネイルの情報サイトでサロンの特徴や他店との違いを丁寧に伝え、ページを地道に作り込んできたと説明。市村さんは、自身も試行錯誤しているとしたうえで、八潮での人とのつながりが仕事につながる可能性について話しました。
お二人とも、質問に真摯に回答。開業までの話だけでなく、始めた後に直面する悩みも聞ける時間となりました。
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