久しぶりに執り行われました「大瀬の獅子舞」。
7月第1土曜日とその翌日、大瀬の浅間・氷川神社の祭礼に奉納される催し。初日は境内社の浅間神社の祭り、2日目は氷川神社の祭りとされています。ここ2つあるんですよ。
今年は7月1日(土)、2日(日)の二日間催されました。初日は午前中は強い雨に見舞われましたが、午後から翌日にかけて、天気が持ってくれてホントよかった。
随分と昔からこのお祭りには伺っていますが、毎年いつも雨なんですよね。よく雨が降ることから「どろんこ獅子」とも呼ばれているそうです。
日本の古くからの伝統芸能として、獅子舞が多くの地域で愛されていますが、「大瀬の獅子舞」の歴史は非常に長く、1662年(寛文2年)に森川下総守が大瀬村の領主となり、獅子頭を拝領した頃から始まったとされており、三百数十年の歴史を誇っています。
大瀬の獅子舞は、特に江戸時代に盛んであった富士浅間信仰と深く結びついています。富士山に登る親子の獅子が登場する物語風の舞として表現されており、視覚的にも魅力的です。
大獅子、中獅子、女獅子という三匹の獅子が登場します。大獅子は兄獅子として、青い顔と金色の眉、そして力強い表情が特徴的です。一方で、中獅子は弟獅子として、黒い顔に金色の眉を持ち、幾分口が開き気味です。また、両者は鼻の両側に白い髭を持ち、頭には約40センチの角が生えています。女獅子はこれとは対照的に、角はなく、金色の顔で、穏やかな表情が特徴となっています。
舞の構成自体も非常に洗練されており、序の舞、本舞、結びの舞に分かれており、合計12掛が存在します。音楽面では、囃子笛を使用し、17曲が披露されます。
この獅子舞は、日本の伝統として次世代に伝えるべき文化財。その美しさと歴史を感じながら獅子舞を楽しむことができます。
今後もこの獅子舞がその歴史と伝統を保ちながら、さらなる発展を遂げていくことに期待が寄せられます。
まあお祭りと言えば屋台なんですけど、世の中的の風潮としてくじ等のアトラクション的なものは減少傾向のようです。