まずは正面と横から撮影。AIで姿勢をチェック
カウンセリングを終えると、最初に行ったのが姿勢の撮影です。
力を入れて“いい姿勢”を作るのではなく、いつも通りリラックスした状態で立ち、正面と横から写真を撮影します。
その写真をもとにAI姿勢分析を行うと、身体の軸や頭の位置、重心などが画面上に表示されました。
今回目立ったのは、頭から上半身にかけて、わずかに左側へ傾く傾向が見られたこと。下半身には大きな乱れは見られない一方、立った時にお腹まわりの力が抜けやすく、股関節がやや前へ出るような姿勢にもなっているという分析でした。
もちろん、このAI分析だけで身体の状態を決めるわけではありません。
鈴木院長は画面を見ながら、「ここは実際に身体を動かして、本当にそうなのか確認していきます」と説明します。
AIはあくまで現在地を確認するための材料。その結果と、実際の身体の動きや触診を組み合わせて見ていくのが仁整体のスタイルです。
写真だけでは分からない部分を、実際の動きで確認
ここからは、首を左右に向けたり、身体をひねったり、腕に力を入れたりしながら動きを確認していきます。
近さん自身も気になっていたのが、首を右側へ向けた時の動かしづらさ。強い痛みがあるわけではないものの、「これ以上向けるのはちょっと嫌だな」という感覚がありました。
肩甲骨の位置を確認してみると、左側がわずかに下がり気味。また、身体を左右へひねる動作では、右へ向く時と比べて左へ向く時の動きが小さくなっていました。
本人は普通に立っているつもりです。
だからこそ、自分では分かりません。
「左右差って、こんなにあるんですね」
分析結果を見ながら、自分の身体の状態を初めて客観的に確認していきます。
「ボキボキ」ではなく、必要なところを少しずつ調整
仁整体で使われていたのは、身体の一部分へ小さな刺激を与える器具や、施術用のベッド。
いわゆる、首や背中を大きくひねって「ボキッ」と鳴らすような施術ではありません。
鈴木院長によると、身体全体を大きく動かすのではなく、検査しながら動きにくい場所を絞り、その部分へ必要な範囲でアプローチしていくことを大切にしているとのこと。
頭から首、肩甲骨、背中、骨盤と、ひとつずつ確認しながら進んでいきます。
特に印象的だったのは、一度施術を行ったら、そのまま次へ進むのではなく、すぐ同じ動きをもう一度試すこと。
「さっきと比べてどうですか?」
身体をひねる。腕に力を入れてみる。首を動かしてみる。
施術前と同じ動作を繰り返しながら、変化があるかどうかを本人と一緒に確認していきます。
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