音楽と水しぶき、熱気に包まれた会場
会場を盛り上げたのは、今年で3回目となる「ゆんぼだんぷ」の軽快な司会。ウォーターフェスでは、大きな水バズーカやキャノン砲から水が飛び出し、wakuwakuメンバーが会場を駆け回りました。
水を浴びて歓声を上げる子、逃げながらも楽しそうに追いかける子と、まさに笑顔の連鎖でした。ステージでは、統合を控え現校名としては最後の出場となる八潮南高校吹奏楽部の演奏、迫力ある龍誠太鼓、そして初出演のマーガレットダンスサークルの華やかなダンスが花を添えました。
被災地域の人々に笑顔を
1月に発生した道路陥没事故の被災地域の住民も招待され、花火やイベントを楽しみました。「久しぶりに笑顔になれた」との声が多く寄せられ、地域のつながりの力を実感する時間となりました。
開催にあたっては「今の状況で花火を打ち上げてよいのか」と何度も議論が重ねられましたが、「こんな時だからこそ、前を向くきっかけに」との想いが決断を後押ししました。
民間の力で実現した市民の祭り
今回の花火フェスティバルは、協賛企業やクラウドファンディング、特別観覧席の販売といった民間の力だけで運営資金をまかないました。市民と地域企業が力を合わせて大規模なイベントを実現したことは、大きな誇りと言えるでしょう。
市内をはじめとした、グルメを楽しめるキッチンカーや出店もずらりと並び、来場者は食とイベントの両方を堪能しました。大道芸人の皆さんも会場の盛り上げ役に一役を買っていました。
来年への期待
歓声と感動に包まれて幕を閉じた「八潮花火フェスティバル2025」。
八潮の空を彩った花火は、単なる娯楽ではなく「地域の絆」と「未来への希望」を映し出すものでした。来年2026年に向けて、さらに多くの笑顔と賑わいを呼ぶ祭りとなることが期待されます。
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。長年ベンチャー企業でエンタメ業界や株式公開など色々と荒波にもまれ、現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。ガンプラ熱再び。