スーパーボールすくいや射的、ハンドボール体験まで 子どもたちと地域がつながる大曽根小学校恒例イベント
2025年9月20日(土)、八潮市立大曽根小学校で「大曽根っ子まつり」が開催されました。当日は午前中に公開授業が行われ、午後1時からは校舎全体を使った多彩な催しが展開されました。
校舎前ではスーパーボールすくいや輪投げ、フルーツポンチのふるまいに長蛇の列ができており、子どもたちの笑顔があふれました。
校庭ではハンドボールやミニバス体験、ストラックアウトなどのスポーツブースが人気を集め、校舎内では「おえかきせんべい」や「なぞときイベント」も開催されました。
体育館では射的コーナーが大盛況。開始前から行列ができるほどの賑わいを見せ、景品を手にした子どもたちは満面の笑みを浮かべていました。
また、体育館では協賛品の販売や手づくり小物の販売、工作キットの頒布も行われ、イベントには八潮市のマスコットキャラ「ハッピーこまちゃん」も登場。来場者との記念撮影などで会場を盛り上げました。
この「大曽根っ子まつり」を主催したのは、大曽根小学校プロジェクトセンター(PJC)。同団体は「子どもたちの成長を手助けすること」を基本理念とし、従来のPTA活動とは異なり、「できる人が、できる時に、できることを、できる分だけ」をモットーに活動するボランティア組織です。会費や役職の制約がなく、保護者が気軽に参加できる点も特徴です。
今回のまつりは、約70名の保護者ボランティアが3か月前から準備を進め、エンタメ、飲食、スポーツなどすべてのブースを保護者のアイデアで企画・運営しました。PJCではこのほかにもスポーツイベントやクリスマス会、地域清掃活動など、年間を通して学校と地域をつなぐ活動を続けています。当日はPJCの皆さんの他、市内の中学校の生徒さんたちがボランティアとして参加されていました。
筆者自身も数年前、かつて同校の保護者の有志団体「いぶきの会」というオヤジの会で約10年間活動し、「大曽根っ子まつり」に関わってきました。8年ぶりに伺いましたが、当時と変わらぬ子どもたちの笑顔を見ることができて、地域の温かさと絆の深さをあらためて感じました。
地域と学校、そして家庭が一体となって作り上げる「大曽根っ子まつり」。この日、大曽根小学校は笑顔と歓声に包まれ、忘れられない秋の一日となりました。
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。長年ベンチャー企業でエンタメ業界や株式公開など色々と荒波にもまれ、現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。ガンプラ熱再び。