制度変更への対応から経営計画策定まで、小規模事業者を支える補助金の詳細
小規模事業者が直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃金引上げ、インボイス導入等)等に対応するため、経営計画を作成し、それらに基づいて行う販路開拓の取組み等の経費の一部を補助する「小規模事業者持続化補助金<一般型>」の15回目の公募がスタートしました。
小規模事業者が直面する多様な制度変更や経済環境の変動に対応するため、経営計画の策定と販路開拓を含む事業活動を支援する「小規模事業者持続化補助金」制度。この補助金は、特に働き方改革、被用者保険の適用拡大、賃金の引上げ、インボイス制度の導入など、経営上の課題に対応する取り組みに焦点を当てています。
補助対象者
補助金の対象となるのは、商工会地域に属する小規模事業者(八潮市の場合は、埼玉県商工会連合会の対象地域となります)で、商業・サービス業では常時5人以下、製造業その他では20人以下の従業員を抱える企業です。また、資本金又は出資金が5億円未満であり、過去3年間の課税所得の年平均が15億円を超えない企業も対象に含まれます。
補助金の内容
補助金は、経営計画に基づいて行われる事業活動の一部を支援するもので、補助率は2/3(赤字事業者の場合は3/4)と定められています。補助上限額は一般的に50万円から、賃金引上げや後継者支援、創業支援の枠組みを利用する場合は最大200万円までとなっています。
応募要件
事業者は、商工会によるサポートを受けながら経営計画を策定し、申請に必要な要件を満たす必要があります。また、過去に同様の補助金を受け取っている場合は、その事業の実施状況や成果に関する報告が求められることもあります。特に、補助金の申請は一定の条件を満たした事業のみに限られるため、詳細な要件や申請プロセスについては事前に確認が必要です。
この制度は商工会会員、非会員を問わず、応募可能。小規模事業者が直面する経営上の課題に対応し、持続可能なビジネスモデルを構築するための強力な支援策となり得ます。事業者はこの機会を利用して、事業の持続性を高め、新たな成長への道を切り開くことが期待されます。
八潮市での同制度の対応について
八潮市商工会は、埼玉県商工会連合会の管轄のため、同連合会で説明されている情報を抜粋しておきます。
現在、第15回の補助金の公募が開始されています。
第15回小規模事業者持続化補助金<一般型>の公募概要
- 受付締切: 2024年3月14日(木)17:00(郵送の場合は締切日当日消印有効)
- 申請方法: 原則として電子申請システムを通じて受付
公募要領および関連資料
- 第15回公募要領(第11版)や応募時提出資料・様式集(第11版)、参考資料(第11版)などが提供されています。これらの資料は、全国商工会連合会のウェブサイトでも閲覧可能です。
事業効果報告について
- 過去に以下の事業で採択され、補助事業を実施した場合、事業効果及び賃金引上げ等状況報告書(様式第14)の提出が必要です。
- 小規模事業者持続化補助金<一般型>
- 小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>
- 小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>
- 事業効果報告書を提出していない場合、補助対象者となるためには、過去に採択された日から補助金の受付締切日までに60ヶ月以上経過している必要があります。
補助事業の実施にあたって
- 採択通知書と交付決定通知書を受け取った事業者は、補助事業を実施できますが、補助金の支払いは補助事業終了後の実績報告と証拠書類の確認後に行われます。
最近の採択者公表
- 2023年11月27日(月)15:00に第13回受付締切分の採択者が公表されました。
詳細な情報や資料は、埼玉県商工会連合会のウェブサイトや全国商工会連合会のウェブサイトで提供されています。補助金の申請を検討されている方は、必ず最新の公募要領と関連資料を確認し、申請条件や提出書類などの詳細を把握してください。
詳しくは八潮市商工会または埼玉県商工会連合会へご相談ください。
※八潮市商工会の公式LINEは▶こちら
八潮市商工会サイトの公式サイトは▶こちら
埼玉県商工会連合会の同補助金の詳細は▶こちら
以下は全国商工連合会 公式サイト