残る路線の維持に向け、赤字の一部負担案が浮上
2024年1月28日、東京都足立区は、運転手不足と利用客減少に伴い、さらに2路線のコミュニティーバス「はるかぜ7号」と「はるかぜ10号」の廃止を発表したと、東京新聞が報じました。これは、23日の足立区議会総合交通対策調査特別委員会で明らかにした内容です。
この報道によると、「はるかぜ7号」は東武鉄道西新井駅からつくばエクスプレス八潮駅(埼玉県八潮市)間の約8キロ、そして「はるかぜ10号」は西新井駅から日暮里・舎人ライナー高野駅間の約5キロを結んでおり、それぞれ1日当たりの利用者は109人と91人との実績。廃止時期は、7号が来年度中、10号は早くて今年3月とされています。
足立区によると、廃止は運行会社からの申し出に基づくもので、利用客の減少も影響しているとのこと。現在足立区内を走るコミュニティーバスは12路線であり、足立区は残る9路線の維持のために来年度以降、一部路線で赤字額を負担する方針を示しています。
足立区の近藤弥生区長は昨年11月の会見で、区内の運転手不足について「非常に大きな問題」として対策の必要性を強調していました。
出典元:東京新聞 TOKYO WEB