開通日が決定したそうです
三郷市と流山市を繋ぐ新しい橋「三郷流山橋」が開通予定
江戸川をまたぐ「流山橋」。これまでにもJR武蔵野線の三郷駅近くから流山市街地へ通じるこの橋では、慢性的かつ激しい渋滞が頻発してきました。八潮市内の方もこの渋滞に悩まされた方も多いと思われます。
時間帯によっては、たったの400メートルの橋を渡るのに1時間以上も費やすことが珍しくありませんでしたが、この厄介な交通事情に終止符を打つべく、新たな解決策として建設が進められてきたのが新設道路「三郷流山橋有料道路」。
2023年の10月から11月にかけて、この三郷流山橋は開通予定。この橋が実現することで、流山おおたかの森駅周辺から新三郷駅周辺までの約9キロの距離を、約10分短縮できる見込み。通行者は現在の30分から、三郷流山橋有料道路を活用すればわずか20分で目的地に到達できる目測。半年近くの遅れとなったようですが、いよいよ竣工となります。
埼玉県の三郷市と千葉県の流山市は、急速な都市化に伴い、人口増加や大型商業施設、物流・産業施設の進出により交通需要が爆発的に増加。しかし、両市を結ぶ唯一の橋である流山橋は、朝晩や平日休日を問わず渋滞が絶えず、大きな課題となっていました。
この問題に有料道路事業が採用され、わずか5年という短期間で橋の完成が目指されています。こうした計画の下、交通課題の解決と地域の発展を促進するための道路整備が急ピッチで進められてきました。
通行料金については、軽自動車で100円、普通車で150円、特大車で410円という価格設定が採用されています。一旦停止が必要ですがETCやキャッシュレス決済も可能とのこと。バイクは原付含め、軽自動車と同じ100円。自転車などの軽車両も20円の通行料金が設けられ、徒歩の方は無料で利用できます。自転車は歩道を通行し、専用の料金箱に料金を納めるシステムが導入されるとのこと。
三郷流山橋は、単なる渋滞回避のための迂回路ではなく、全く新しい「東西軸」を形成することが期待されています。
埼玉県側では常磐道三郷料金所スマートIC近くの県道と接続し、新三郷の大型商業施設へのアクセス改善となり、千葉県側はつくばエクスプレス沿いの道路に直結し、新しい街から旧市街地を経由せずに国道16号へアクセスが可能となります。
ただし、三郷流山橋は4車線分の用地が確保されていますが、暫定的に2車線で開通することになるそうです。拡幅工事は埼玉県側と千葉県側で順次行われ、この新橋が本格的な効果を発揮できるよう整備が進められています。
三郷流山橋の開通は、東京とその隣接都市の間の交通を改善し、地域経済の発展と生活の利便性向上に大いに貢献することが期待されています。