創業70年以上の靴メーカーが八潮へ移転 純国産ダンスシューズの老舗「昭和製靴工業」

職人の手仕事で支える“純国産の一足”。舞台や競技を支えてきた老舗が八潮市へ

創業70年以上の靴メーカーが八潮へ移転 純国産ダンスシューズの老舗「昭和製靴工業」

公式Instagramより

東京都北区で70年以上にわたり靴づくりを続けてきた老舗メーカーが、この2月に八潮市へと拠点を移しました。ダンスシューズや舞台用シューズの製造・販売を手がける「有限会社 昭和製靴工業」です。

創業は1952年。初代・奥田福太郎氏が「奥田プラット」としてスタートし、1968年に現在の社名へと改称しました。以来、国内生産にこだわり続け、現在も“純国産”の靴づくりを守り続けています。

同社の大きな特徴は、職人によるフルハンドメイド。履きやすさや軽さ、しなやかさを追求し、一足一足丁寧に仕上げられる靴は、長時間の使用や激しい動きにも対応できると評判です。

主力は社交ダンスシューズで、ラテン・モダン・兼用・ティーチャー用など幅広いラインナップを展開。「Passion」ブランドとして知られています。さらに、フラメンコやタップ、フォークダンスなど多様なジャンルのシューズも製造。舞台用では、大手ダンスブランドやテーマパーク向けの実績もあり、プロの現場からの信頼も厚いメーカーです。

また、競技用のオーダーメイド乗馬ブーツや、ピアニスト向けの専用シューズも手がけています。特にピアノシューズは専門ブランドからの依頼で製造され、国内外のコンクールで使用されるなど、活躍の場は国内外に広がっています。

企業理念は「踊り手の邪魔をしない靴をつくること」。日々努力を重ねるダンサーや演奏家のパフォーマンスを支える存在として、より軽く、よりフィットし、より動きやすい靴を追求し続けています。

長年親しまれてきた北区から、八潮市中央へ。地域にとっては、こうした高い技術力を持つメーカーの移転は、静かながらも大きなトピックと言えそうです。

創業70年以上の靴メーカーが八潮へ移転 純国産ダンスシューズの老舗「昭和製靴工業」

拠点を置く大広第3ビル。2階には卓球家840八潮教室が籍を置きます。

会社概要
会社名:有限会社 昭和製靴工業
所在地:〒340-0816 埼玉県八潮市中央2丁目5-5 大広第3ビル1階
営業時間:9:00〜17:00
運営責任者:石川 学
事業内容:ダンスシューズ・舞台用シューズの製造販売、オーダーメイドブーツ製作ほか

長い歴史を持ちながらも、今なお進化を続ける靴づくり。その現場が、ぐっと身近な八潮にやってきました。普段はなかなか目にする機会の少ない“舞台の裏側を支える技術”が、実はすぐ近くにある——そんな発見も、この移転の魅力のひとつかもしれません。

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