国内の衣料品廃棄は年間約56万トン イオングループが回収拠点を約1.6倍に拡充し資源循環を推進

イオンスタイル幕張新都心の衣料品資源回収ボックス
イオン株式会社は2026年3月5日、不要になった衣料品の回収・循環の取り組みを拡大し、イオン八潮南店をはじめ、イオングループの大型商業施設など全国約700カ所に常設の回収拠点を設置すると発表しました。これにより、これまで以上に多くの人が衣料品の資源循環に参加できる環境が整います。
国内では、衣料品の年間廃棄量が約56万トンにのぼるとされ、まだ使用できる衣類を含めて大量に廃棄されていることが課題となっています。回収拠点の不足や、収集・運搬、保管、選別といったコスト面の問題もあり、効率的な回収システムの構築が求められてきました。
今回、イオンリテールで新たに251カ所の回収ボックスを増設することで、既存の拠点と合わせて全国約700カ所で常設回収を実施します。回収した衣料品やタオル、雑貨などは、再利用できるものと再資源化するものに選別され、さまざまな形で再活用される予定です。
具体的には、これまで行われてきた古着としての再利用やウエス(工業用雑巾)への再利用に加え、「服から服」へのリサイクルや、店舗の内装材などへのアップサイクルなど、より幅広い形で資源循環を進めていくとしています。
また、回収した資源の流れを把握するトレーサビリティを確保することで、環境負荷の削減効果や再生素材の活用状況を可視化し、利用者にも資源循環の価値を伝えていく方針です。

衣料品 回収対象となる品目

衣料品 回収非対象となる品目
回収対象は衣料品のほか、ベルトや腕時計、ゲームソフト、フィギュア、ソフビ人形、ブロックなどの雑貨類。回収ボックスに入る大きさのものが対象となります。一方で、濡れたものや汚れがひどいもの、破れやカビのあるもの、バッテリー搭載製品などは回収対象外となるため注意が必要です。

雑貨・おもちゃ 回収対象となる品目

雑貨・おもちゃ 非回収対象となる品目
イオンでは、店舗を地域の資源循環の拠点と位置付け、不要になった衣料品を「捨てる」のではなく「循環させる」仕組みづくりを進めています。今後もお客さまとともに、資源の無駄遣いや使い捨てを見直し、持続可能な循環型社会の実現を目指していくとしています。













