住民の安全確保と臭気対策を強化 6月中旬にかけて複数の復旧工程進行中

6月上旬~6月下旬の主な工事
2025年1月28日に埼玉県八潮市中央1丁目の県道付近で発生した道路陥没事故について、埼玉県下水道局は6月10日、最新の復旧工事状況や臭気対策、個別相談会の実施について報告しました。
この事故は、中川流域下水道管の破損に起因するもので、現在、住民生活への影響を最小限に抑えるべく、仮排水管を設置するバイパス工事や下水管渠・雨水管の仮復旧工事が進められています。6月下旬までの間に、鋼管杭打設や基礎コンクリートの構築などが計画されており、天候や施工状況により日程が前後する可能性もあるとのことです。
また、事故発生後に問題となっている臭気についても対策が講じられています。特殊マンホールには密閉性の高い蓋を設置し、消臭剤の噴霧や破損管内部の汚泥除去、巡視強化などを実施。さらに、現地には臭気指数を公表するデジタルサイネージも設置され、透明性のある対応が図られています。

臭気対策
一方、県は6月2日から19日までの期間、補償や被害相談を目的とした個別相談会を開催しています。交通規制区域内外を問わず申込可能で、相談は予約制。健康被害や営業損失、建物被害などについての相談も受け付けており、参加しなくても補償を受けることは可能です。
「かわら版」は今後も毎月10日・25日を目安に配布予定で、県下水道局のホームページでも最新情報が確認できます。住民の不安を解消するため、迅速かつ丁寧な対応が求められています。
【問い合わせ】
埼玉県下水道局専用ダイヤル:048-830-5988(平日9時~17時)
情報サイト:https://www.pref.saitama.lg.jp/c1502/news/nakagawa0128.html