社会インフラの老朽化と技術革新の最前線──特殊ドローンが捉えた衝撃の一幕

八潮市 陥没事故現場の様子
2025年6月13日(金)放送のテレビ東京系『日経スペシャル ガイアの夜明け』(22:00~)では、今年1月に埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故の舞台裏に密着取材した様子が紹介されます。
この事故は、老朽化した下水道管の破損によって突如発生したもので、走行中のトラックが陥没に巻き込まれ、運転手が命を落とすという痛ましい事態となりました。事故の影響は大きく、周辺の約120万人に下水道の使用自粛が呼びかけられるなど、生活にも深刻な影響を及ぼしました。
番組では、事故から1週間後の2月5日に行われた現地調査にも密着。埼玉県からの依頼を受けて現場入りしたのは、特殊ドローン開発を手がける「リベラウェア」。直径数十センチという超小型ドローンが、事故現場から約600メートル離れたマンホールから下水道内に投入され、「運転席らしきもの」の発見に至った緊迫の瞬間が映し出されます。
また、今回の事故をきっかけに改めて浮き彫りになった、全国で年間約2600件にも及ぶ道路陥没事故の実態にも焦点を当てます。高度経済成長期に整備された社会インフラの老朽化が進行する中、深刻な人手不足と予算不足のなかで、点検・補修が追い付かない現状。そして、それに立ち向かう最先端技術と人々の挑戦の姿を描きます。
日本の社会インフラの現在と未来を見つめ直す、必見の回となりそうです。